テレマンの「フルート、オーボエ、ヴァイオリンと通奏低音のための四重奏曲ト長調」は、合計で7分少々の短い曲ですが、USBオーディオでパッと気分を変えたいときによく流します。パソコンのハードディスクに取込み済ですから、棚からCDを探し出したりプレイヤーにセットしたりする手間が不要なのがありがたい。この編成ならば、小型の自作スピーカでもさほど不満はありません。演奏する「パリ・バロック・アンサンブル」は、前にも一度ヴィヴァルディのソナタ等(*1,*2)で取り上げておりますが、なかなか魅力的な演奏、選曲になっています。
第1楽章:アレグロ。ヴァイオリンとクラヴサンが軽やかに開始し、その中にフルートとオーボエが入ってきます。このフルートとオーボエの音色の魅力的なこと。通奏低音はクラヴサンとともにバスーンも加わっており、実質的には五人の奏者で演奏される四重奏曲になっています。
第2楽章:グラーヴェ。バスーンの通奏低音とクラヴサンのアルペジオにオーボエがゆったりと入り、フルート、ヴァイオリンも加わり、格調の高い緩徐楽章です。
第3楽章:アレグロ。オーボエとヴァイオリンに導かれて、いかにもバロックらしい活気のある音楽が始まります。タンギングも軽やかに、フルートが楽しげに奏され、速いテンポのまま活発に終わります。
パリ・バロック・アンサンブルの演奏者は、マクサンス・ラリュー(Fl)、ピエール・ピエルロ(Ob)、ロベール・ジャンドル(Vn)、ポール・オンニュ(Bn)、ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(cem)といういずれもフランスの名手たちで、1974年に武蔵野音楽大学のベートーヴェン・ホールで収録された、DENONの初期PCMデジタル録音です。幸いにこの再生レベルでは、初期デジタル録音に特有の不自然さは感じられません。
(*1):ヴィヴァルディ「ソナタ イ短調 RV86,F.X No.1」を聴く~「電網郊外散歩道」2010年2月
(*2):モーツァルト「アダージョとロンド K.617」を聴く~「電網郊外散歩道」2010年2月
第1楽章:アレグロ。ヴァイオリンとクラヴサンが軽やかに開始し、その中にフルートとオーボエが入ってきます。このフルートとオーボエの音色の魅力的なこと。通奏低音はクラヴサンとともにバスーンも加わっており、実質的には五人の奏者で演奏される四重奏曲になっています。
第2楽章:グラーヴェ。バスーンの通奏低音とクラヴサンのアルペジオにオーボエがゆったりと入り、フルート、ヴァイオリンも加わり、格調の高い緩徐楽章です。
第3楽章:アレグロ。オーボエとヴァイオリンに導かれて、いかにもバロックらしい活気のある音楽が始まります。タンギングも軽やかに、フルートが楽しげに奏され、速いテンポのまま活発に終わります。
パリ・バロック・アンサンブルの演奏者は、マクサンス・ラリュー(Fl)、ピエール・ピエルロ(Ob)、ロベール・ジャンドル(Vn)、ポール・オンニュ(Bn)、ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(cem)といういずれもフランスの名手たちで、1974年に武蔵野音楽大学のベートーヴェン・ホールで収録された、DENONの初期PCMデジタル録音です。幸いにこの再生レベルでは、初期デジタル録音に特有の不自然さは感じられません。
(*1):ヴィヴァルディ「ソナタ イ短調 RV86,F.X No.1」を聴く~「電網郊外散歩道」2010年2月
(*2):モーツァルト「アダージョとロンド K.617」を聴く~「電網郊外散歩道」2010年2月