車を更新して以来、USBメモリに保存した音楽ファイルを中心に聴くようになって、昔の音源を聴くことが多くなりました。パソコン上でリッピングしたりダウンロードしたりして、USB-メモリにコピーするだけという簡単さもありますが、それではならじと、新しい録音のCDを持ち込み、積極的に聴くようにしています。本日は、飯森範親指揮の山形交響楽団によるブルックナーの「交響曲第1番」ハ短調です。
この曲は、1868年の、いわゆるリンツ稿で演奏されることが多いのだそうですが、この録音は、その二十数年後、交響曲第8番の完成後に大改訂を行った1890/91年の「ウィーン稿」で、どうやら日本初の録音らしい。具体的にどう違うかなどということは、当方のような素人音楽愛好家の手に余ることですが、非常に充実した音楽になっていることは、よくわかります。特に第3楽章スケルツォは、第7番や第8番にも通じるような、迫力あるものです。第1番という番号から想像するような、素朴な習作のイメージはありません。
二管編成のオーケストラで聞く初期ブルックナーの作品という先入観を見事に打ち破ってくれる、充実した響きを楽しむことができる演奏であり、録音です。2013年の8月に収録されたライブ録音ではありますが、山形テルサホールの響きを生かした好録音でもあり、通勤の車中で、自宅のPCオーディオで、あるいは休日にメインのステレオ装置で、ブルックナーの音楽を楽しんでおります。
■飯森範親指揮山形交響楽団 (YSO-Live:OVCX-00078)
I=12'25" II=11'54" III=8'14" IV=15"30" total=48'03"
この曲は、1868年の、いわゆるリンツ稿で演奏されることが多いのだそうですが、この録音は、その二十数年後、交響曲第8番の完成後に大改訂を行った1890/91年の「ウィーン稿」で、どうやら日本初の録音らしい。具体的にどう違うかなどということは、当方のような素人音楽愛好家の手に余ることですが、非常に充実した音楽になっていることは、よくわかります。特に第3楽章スケルツォは、第7番や第8番にも通じるような、迫力あるものです。第1番という番号から想像するような、素朴な習作のイメージはありません。
二管編成のオーケストラで聞く初期ブルックナーの作品という先入観を見事に打ち破ってくれる、充実した響きを楽しむことができる演奏であり、録音です。2013年の8月に収録されたライブ録音ではありますが、山形テルサホールの響きを生かした好録音でもあり、通勤の車中で、自宅のPCオーディオで、あるいは休日にメインのステレオ装置で、ブルックナーの音楽を楽しんでおります。
■飯森範親指揮山形交響楽団 (YSO-Live:OVCX-00078)
I=12'25" II=11'54" III=8'14" IV=15"30" total=48'03"