電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

私の好きな二重奏曲

2015年06月25日 06時02分59秒 | クラシック音楽
楽器編成に焦点をあて、「私の好きな」という共通項のもとで、1人の作曲家について1曲ずつ、独奏曲、二重奏曲、三重奏曲などをリストアップしてみよう、という趣旨の第二弾、「私の好きな二重奏曲」です。では、さっそくリストアップを。

  • モーツァルト 「ヴァイオリン・ソナタ第28番」
  • ベートーヴェン 「ヴァイオリン・ソナタ第5番 "春"」
  • シューベルト 「アルペジオーネ・ソナタ」
  • R.シューマン 「幻想小曲集」Op.73 ~クラリネットとピアノのための~
  • ブラームス 「ヴァイオリン・ソナタ第1番 "雨の歌"」
  • ドヴォルザーク 「四つのロマンティックな小品」
  • フランク 「ヴァイオリン・ソナタ」
  • ラヴェル 「ヴァイオリン・ソナタ」
  • ドビュッシー 「ヴァイオリン・ソナタ」
  • プロコフィエフ 「ヴァイオリン・ソナタ第1番」

次点は、

  • J.S.バッハ 「チェロとチェンバロのためのソナタ」
  • サン=サーンス 「ヴァイオリン・ソナタ第1番」
  • エルガー 「愛の挨拶」

などでしょうか。

この題で真っ先に思い浮かべたのは、実はフランクのヴァイオリン・ソナタとベートーヴェンの「スプリング・ソナタ」、それにプロコフィエフの第1番のヴァイオリンソナタでした。3曲ともヴァイオリンとピアノの組み合わせで、音色的にも良い対比だと思いますし、曲としても実に魅力的なものです。ベスト3にプロコフィエフが入ってくるあたりに、私のプロコ好きがあらわれています(^o^)/

ただし、実はベートーヴェンの曲の決定には少しためらいがありました。なんといっても、作曲家毎に1曲という制約から、「チェロソナタ第3番」を外すのですから、あの雄大さが惜しまれて、かなりの逡巡があって当然です。楽器の音色から言っても、チェロの音は大好きなのですが、どちらか片方を選べ!と迫られると、単純に聴く回数から決めざるを得ませんでした。

ドヴォルザークは、愛好してやまないチャーミングな小品集で、ベスト5と言われたら、これとブラームスあたりが加わるところでしょうか。その他には、フランスの印象派の音楽から、ラヴェルとドビュッシーを選びました。サン=サーンスの曲も良いのですが、曲数の制限から、惜しくも次点ということで(^o^;)>poripori
次点のうち、J.S.バッハは、シュタルケルの録音を好んで聴いております。また、エルガーの「愛の挨拶」は、小品も入れたいのと、チャーミングなところが好きなんですよ~(^o^)/

ヴァイオリンとピアノの組み合わせに偏りすぎないようにと、少々意識したのがシューベルトとシューマンです。前者は「ヴァイオリンのためのソナチネ」と競り合いになり、オリジナルはアルペジオーネでしょうが、実際に使われることが多いチェロの音色の魅力から、めでたく代表となりました。シューマンは、これはもう、明らかにクラリネットの響きの魅力です。この曲を、山響の川上さんのクラリネットで、ナマで聴いてみたいものです(^o^)/

同様に、ヘンデルやコレルリのソナタなども、ヴァイオリンに偏りすぎるという点で割愛。ちょいと残念ではあります。

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