電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

モンブランにプラチナ社の古典ブルーブラックを入れる

2015年07月30日 06時03分30秒 | 手帳文具書斎
パイロットのブルーブラックのボトルインクを入手し、調べてみたところ、叔父の遺品となったモンブラン・マイスターシュテュック149に入っていたのはパイロットのブルーブラックではありませんでした。やや赤の成分が感じられる面もあり、手許にあるパーカーのブルーブラックとも違います。とすると、当方で推測できるものではありません。それではというわけで、何度も水洗いして、愛用のプラチナ社の古典ブルーブラックを入れました。

モンブランの巨大なペン先は、プラチナの古典ブルーブラックのニューボトルに付属するプラ製インク溜には大きすぎて、モンブランのボトルの形と深さが、なるほどそういう理由かと納得です。

愛用する万年筆の中で、中字のパイロット・カスタム・グランディと比較すると、文字の線幅はやや太めで、インクフローはたいへん潤沢です。ツバメノートのA罫(7mm)でも不足気味なほどで、これなら老眼世代でもハッキリと視認可能です。モンブラン用に、プラ製インク溜を外したボトルを用意しても良いのかもしれません(^o^)/

問題は、これほどにインクを垂れ流すほどの流量ならば、一回の吸入でどの程度まで書き続けることができるのか、インク補充の頻度が心配になります。マイスター・シュテュック149のインク吸入量は1.5mlという情報もありますが、はたしてどうか。A5判ツバメノートで二頁も書けないようでは、実用的とは言えません。



思いがけない発見もありました。パイロットのカスタム・グランディのほうで、まれにインクが途切れて書けなくなる症状が出ることがあり、紙がツルツル過ぎてスリップしているのだと思っていましたが、同じ箇所でモンブランでは難なく書けるところを見ると、むしろグランディを修理調整してもらう必要があるみたいです。で、さっそく行きつけの文具店に持ち込み、点検修理調整をお願いして来ました。

そんなことに気づいてしまったきっかけのモンブラン。叔父の遺品は、どうやら長く便利な相棒になりそうです。

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