電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ブリテン「シンプル・シンフォニー」を聴く~お気に入りのきっかけは?

2018年02月10日 06時04分42秒 | -室内楽
ブリテン「シンプル・シンフォニー」を知ったのは、たぶん高校生か大学時代でしょう。いま持っているCD、マッジーニ四重奏団によるナクソス盤を入手するまでは、LPでも購入した記憶はありません。では、何がきっかけでこの曲がお気に入りになったのか? 考えられる理由は、NHK-FMの放送で聞いたことや、県立図書館のLPレコード貸し出しなどで、一定期間借りて聴いたことでしょうか。

ブリテンの音楽としては、中学校の鑑賞曲に「青少年のための管弦楽入門」が指定されていますが、音楽の時間に鑑賞した記憶はありません。「パーセルの主題による変奏曲とフーガ」という題では、もちろん記憶がありませんので、この「Simple Symphony」1曲がブリテン入門となりました。

Wikipedia によれば、曲はブリテンが1923年~26年に書いた習作的なピアノ曲等をもとに作られているのだそうです。楽器編成は、1st-Vn、2nd-Vn、Vla、Vc、Cb となっています。弦楽四重奏の場合は、Cbを省略できるそうで、マッジーニ四重奏団の場合はこの形をとっているようです。
第1楽章:「騒がしいブーレ」、快速にリズミカルに。ソナタ形式。
第2楽章:「おどけたピツィカート」、できる限り急速に、つねにピツィカートで。複合三部形式。ピツィカートで演奏される、とても印象的な音楽です。
第3楽章:「感傷的なサラバンド」、少し遅く、そして重々しく。複合三部形式。
第4楽章:「陽気な終曲」、きわめて急速に、火のように。ソナタ形式。

エルガー、ディーリアス、アイアランド、ブリテン、そして私がまだよく知らないブリッジ。英国音楽も素敵な曲がたくさんあるようで、まだまだ楽しみは尽きないようです。



山響の弦楽セクションが文翔館で開催するコンサートは、残念ながら行けませんでした。実はこの演奏会でも、ブリテンの「シンプル・シンフォニー」が曲目に入っていたのでしたが、残念無念です。仕方がないので、CD や YouTube で聴いています(^o^;)>poripori

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