若い頃、OA化によって人件費が削減できるという理由で、職場にコンピュータが導入されたところが多くありました。当時、コンピュータ化の進行について、将来予測をするように言われ、文章にまとめたことがありました。当時の私の論点は二つ。
と予測しました。
私の予測は、当時の上司には受けが悪く、とくに二番目の評判が悪かった。たぶん、コンピュータ導入に対して消極的な意見を利すると判断されたのでしょう。
現在の観点から見た時、実際はどうだったのだろう。まったくの理系人間ですので、そういう語があるかどうかは不明ですが、「労働社会学」的な観点で実証的に分析したら、たぶん当たっている面があるのではないかと思います。私自身は、コンピュータ導入には賛成、単純な人減らしには慎重という立場でしたので、いずれにしろ本流にはなりえないものだったとは思いますが。
AIやロボットが現実の話題になる現代、どうもまた同じようなことが起きているのかもしれません。
- コンピュータの導入により、定型的な単純作業は自動化・無人化が進み、これに従事する人が減らされるが、実際は給料の安い若い世代が中心のため、人件費削減の効果はあまり大きくない。
- 定型的な単純作業が機械化自動化され、人が減る結果、非定型的な業務を少数の人間で対応せざるを得なくなり、労働の高密度化が進む。
と予測しました。
私の予測は、当時の上司には受けが悪く、とくに二番目の評判が悪かった。たぶん、コンピュータ導入に対して消極的な意見を利すると判断されたのでしょう。
現在の観点から見た時、実際はどうだったのだろう。まったくの理系人間ですので、そういう語があるかどうかは不明ですが、「労働社会学」的な観点で実証的に分析したら、たぶん当たっている面があるのではないかと思います。私自身は、コンピュータ導入には賛成、単純な人減らしには慎重という立場でしたので、いずれにしろ本流にはなりえないものだったとは思いますが。
AIやロボットが現実の話題になる現代、どうもまた同じようなことが起きているのかもしれません。