人それぞれに、定番の文具というものがあるのではないかと思います。今の時代、色々な製品に囲まれていますが、それぞれの理由から使用する頻度がいくつかの製品に収斂してきて、定番になるのでしょう。
私の場合、例えば万年筆の場合は、裏抜けしにくい、紙を選ばない、という汎用性のためにプラチナ古典ブルーブラックやモンブランのロイヤルブルー等のインクを採用し、インク容量の大きさやペン先の乾燥しにくさなどを理由に TWSBI や #3776ブルゴーニュ 等を選んでいるように思います。同様に、ボールペンでは滑らかな書き味と色の濃さで Jetstream を、寝床で上向き筆記もできる特性から PowerTank が無意識の内に選ばれているのでしょう。また、年齢的なもので、老眼でも視認しやすい大きめの文字をくっきりと書くのに適した太めの線幅のものを選んでいます。
一方、備忘録ノートの場合は、万年筆インクで裏抜けの少ないツバメノートやコクヨのキャンパスノートが中心ですが、A5判横罫で行間7mmのもの(A罫)が現在の定番となっており、セカンドバッグにしのばせて演奏会のメモを書き留めるのにも支障が少ないという条件を満たしています。表紙の美しさやデザイン性よりも、むしろ仕様で選んでいると言えます。
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言い換えれば、日常的に使われるものが毎回選ばれるようになり、何らかの理由で不都合のあるものは選ばれない、あるいは放置されるという結果になっているのでしょう。そして、定番に飽きた時に気まぐれで別のものに手を出すことがあっても、結局は様々な不都合が目に付くようになり、またいつもの定番製品に戻ってくる、あるいは旧来の製品の不都合を画期的に改善する美点に気づき、新たな定番として加わる、そんな日常の繰り返しなのではなかろうか。ジェットストリームやパワータンク・ボールペンの導入は、明らかに後者でした。
逆に言えば、何を定番として使っているのかを見ると、その人がどんな点を重視しているかがうかがえるのかもしれません。
私の場合、例えば万年筆の場合は、裏抜けしにくい、紙を選ばない、という汎用性のためにプラチナ古典ブルーブラックやモンブランのロイヤルブルー等のインクを採用し、インク容量の大きさやペン先の乾燥しにくさなどを理由に TWSBI や #3776ブルゴーニュ 等を選んでいるように思います。同様に、ボールペンでは滑らかな書き味と色の濃さで Jetstream を、寝床で上向き筆記もできる特性から PowerTank が無意識の内に選ばれているのでしょう。また、年齢的なもので、老眼でも視認しやすい大きめの文字をくっきりと書くのに適した太めの線幅のものを選んでいます。
一方、備忘録ノートの場合は、万年筆インクで裏抜けの少ないツバメノートやコクヨのキャンパスノートが中心ですが、A5判横罫で行間7mmのもの(A罫)が現在の定番となっており、セカンドバッグにしのばせて演奏会のメモを書き留めるのにも支障が少ないという条件を満たしています。表紙の美しさやデザイン性よりも、むしろ仕様で選んでいると言えます。
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言い換えれば、日常的に使われるものが毎回選ばれるようになり、何らかの理由で不都合のあるものは選ばれない、あるいは放置されるという結果になっているのでしょう。そして、定番に飽きた時に気まぐれで別のものに手を出すことがあっても、結局は様々な不都合が目に付くようになり、またいつもの定番製品に戻ってくる、あるいは旧来の製品の不都合を画期的に改善する美点に気づき、新たな定番として加わる、そんな日常の繰り返しなのではなかろうか。ジェットストリームやパワータンク・ボールペンの導入は、明らかに後者でした。
逆に言えば、何を定番として使っているのかを見ると、その人がどんな点を重視しているかがうかがえるのかもしれません。