地域の公民館でそばを打つ会があり、昨年から参加しています。去年はあまり良い出来ではありませんでしたが、二年目の今年はわりに良い出来栄えとなりました。これは、そば粉に均等に水を含ませる「水回し」を丁寧にやったためかまとまりがよく、「練り」の段階も順調に行きました。ごく薄く広げることができたので、折りたたんで切るときも細めに切りそろえることができました。
打ったそばを家に持ち帰り、妻に茹でてもらいましたが、妻の評価も「今年は良い出来」だったそうで、一応合格点のようです。
そういえば、縄文土器を再現するときも、うまく形作り焼いても壊れないためには、粘土に含まれる空気を抜くためにいやになるほどよく「こねる」ことが必要だと聞いていましたので、おそらくそれと同じなのでしょう。粉の中に含まれる空気を追い出すつもりでこねたのが良かったのかもしれません。少しずつコツがわかってくると、面白さも理解度も増していくように感じます。
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やや風邪気味のため、鼻づまりで目がさめてしまった早朝、起き出して書斎の机に向かうと足温器の暖かさが嬉しく感じます。足元がポカポカ温まると、温風ヒーターの熱が部屋に行き渡るまでの寒さも我慢できるというもの。フタ付きの湯呑で一杯のお茶を飲むと、思わずホッとする年の暮れです。