電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

新型コロナワクチン接種の予約開始が5日ほど延びたが

2021年06月07日 06時00分50秒 | 健康
老母は一回目のワクチン接種を済ませていますが、私たち夫婦の接種はいつになるのか。当地の自治体から、6月4日から受付開始との連絡が入っていたけれど、70代の該当者で定員になってしまい、65歳以上の人は5日ほど延びて、6月9日からとの文書連絡が郵送されてきました。いかに「ど」のつくほどの田舎といえども、当該年齢の人数はかなり多いはず、郵送の手間も大変でしょう。お役所の担当者の方々の負担も相当のものかと想像しています。

ところで、ワクチン接種に限らず、医療そのものへの基本的姿勢というのが人によってかなり違うことを感じるようになりました。考えてみれば、レイチェル・カーソンの『沈黙の春』を読んだ人と読まなかった人では、DDTやBHCなどの殺虫剤の残留毒性に対する警戒感はかなり違うでしょう。もちろん、「農薬=悪」と単純化する人がいれば、「残留毒性をなくすことが大事なんだな」と考える人もいるでしょうから、影響の受け方は様々なのでしょうが。同様に、子供の頃にド・クライフ『微生物の狩人』やトールワルド『外科の夜明け』、パスツールの伝記、あるいはこれらの子供向けの翻案書などを読んだかどうかは、ワクチンや医療への基本的信頼感にかなり影響しているのではなかろうか。

大人になって、様々な情報を取捨選択する際の基本的姿勢には、もしかしたら子供の頃のこうした経験の影響があるのかもしれない、と感じます。今の若い人たちは、病気と戦ってきた人々の営みを知る機会があるのだろうか? もしかしたら、科学や技術に頼りすぎるのは問題だ、というような不信感が基本的姿勢になっているのだろうか?


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