最近の通勤の音楽は、USBメモリに入れた音楽の中から、カバレフスキーのチェロ協奏曲第2番です。この曲は、1964年に完成されたもので、Wikipediaによれば、ダニイル・シャフランのチェロ独奏、作曲者自身の指揮でレニングラード・フィルハーモニー管弦楽団によって、1965年に初演された(*1)とのこと。ちょうどその頃、日本では先の東京オリンピックに国中が沸いていたころです。その割には、いわゆる現代音楽風の要素はごく少なく、聴きなじみやすい音楽だと感じます。
第1楽章:モルト・ソステヌート。低音の中にティンパニで始まり、独奏チェロがピツィカートで主題を奏しますが、やがて速いエネルギッシュな音楽に変わっていきます。テンポが遅くなって独奏チェロのカデンツァが奏されると、アタッカで第2楽章へ。
第2楽章:プレスト・マルカート。いきなりビッグバンド・ジャズ風の音色で、アルト・サクソフォンが鳴らされ、これがチェロに受け継がれます。再びチェロのカデンツァがあり、やはりアタッカで第3楽章へ。どうも、カデンツァは楽章と楽章をつなぐ役割も果たしているみたいです。
第3楽章:アンダンテ・コン・モト。途中の、瞑想的というか独白するようなチェロ独奏や、最後のチェロが歌う主題が印象的で、チェロの魅力をたっぷりと堪能した気分になります。
演奏は、イッサーリス(Vc)、リットン指揮ロイヤルフィル。これまでは、カバレフスキーというと、「道化師」やフィギュアスケートを連想してしまいましたが、これからは連想の中にチェロ協奏曲第2番も加わりそうです。
(*1):驚くべきことに、初演時の映像が残っていたらしく、YouTubeに公開されていました。
Daniil Shafran plays Kabalevsky Cello Concerto № 2 (cond. D.Kabalevsky)
第1楽章:モルト・ソステヌート。低音の中にティンパニで始まり、独奏チェロがピツィカートで主題を奏しますが、やがて速いエネルギッシュな音楽に変わっていきます。テンポが遅くなって独奏チェロのカデンツァが奏されると、アタッカで第2楽章へ。
第2楽章:プレスト・マルカート。いきなりビッグバンド・ジャズ風の音色で、アルト・サクソフォンが鳴らされ、これがチェロに受け継がれます。再びチェロのカデンツァがあり、やはりアタッカで第3楽章へ。どうも、カデンツァは楽章と楽章をつなぐ役割も果たしているみたいです。
第3楽章:アンダンテ・コン・モト。途中の、瞑想的というか独白するようなチェロ独奏や、最後のチェロが歌う主題が印象的で、チェロの魅力をたっぷりと堪能した気分になります。
演奏は、イッサーリス(Vc)、リットン指揮ロイヤルフィル。これまでは、カバレフスキーというと、「道化師」やフィギュアスケートを連想してしまいましたが、これからは連想の中にチェロ協奏曲第2番も加わりそうです。
(*1):驚くべきことに、初演時の映像が残っていたらしく、YouTubeに公開されていました。
Daniil Shafran plays Kabalevsky Cello Concerto № 2 (cond. D.Kabalevsky)
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