ノンフィクションライターの筆力(ひきつける)と情感が背後に流れているのですね。新聞などの情報は客観性を浮きだたせ、具体的なインタビューがリアリティーを深めていますね。思いがけない発見、第三者視点ゆえの閲決もありますね。
最近、ゆっくり本を読む余裕がなくなっている中、友人Kの自宅に行くと、彼女がその本をもっていて、「読んだらいいわね」と一言。彼女は、かつて東京タワーを占拠した男性を追いかけていて、彼の沖縄のムトゥシンカカランヌーの書籍をまたしっかり吟味しているようでした。この著作者の構成は著名な作家などをFOLLOWしているのですが、この戦後あるいは戦前の沖縄のアンダーグランドは、多様に様々な物語が今後も書かれていくに違いありませんね。続く