皆さま
6歳だったヒボ・ウォーデルさんは、こう言われました。「勇気のある子。明日あなたは、大人の女性になるのよ。」翌日、ソマリアの首都モガディシオにある小屋のような所に連れて行かれたヒボさんは、地元の「カッター(切る人)」によって、女性外性器をカミソリで切り取られました。
現在、世界30カ国で2億人の少女や女性が女性器切除(FGM)を経験、ヒボさんもその内の一人です。ですが、98%もの少女が性器を切除されているソマリアでは、女性参画・人権発展担当大臣がFGM禁止を前向きに検討しています。ソマリア国内でのFGM断固禁止。この方針に世界中の支援が集まれば、この残酷な慣習を全面的に禁止する法律を数週間以内に制定できるはずだと話す現地専門家もいます。
ソマリア北東部の自治地域プントランドは、つい先日FGMの全面禁止を提案しました。ソマリアの中央政府は、過去にプントランド自治政府からの進歩的な法律案を採択した先例があります。FGM禁止を力強く推進するこれらリーダーたちを私たちAvaazコミュニティがしっかり後押しすれば、彼らの提案に勢いがつき、次の議会会期中にこの法案を可決させることができるはずです。ご署名の上、キャンペーン拡散にご協力をお願い致します。
https://secure.avaaz.org/jp/fgm_somalia_ban_loc/?bwumDgb&v=73983&cl=9645371575女性器切除(FGM)は、明白な人権侵害です。医学的なメリットもありません。それどころか、重大な危険性が指摘されています。不衛生な状況で行われた場合、感染症により死亡する少女もいます。また、術後の傷が原因となって難産や月経異常を引き起こす恐れもあります。FGMは、「これによって結婚しやすくなる」、あるいは「大人の女性と認められる」ための「宗教的伝統」だという主張が広く信じられてきました。ですが、イスラム教指導者は、FGMが宗教とは無関係であることを指摘しています。
法案だけで解決できる問題ではなく、FGM根絶には、公教育を通じた意識改革も不可欠です。とはいえ、ソマリアでこの法案が可決すれば、女性器を切除されそうになっている大勢の少女たちを救うことができるはずです。昨年FGMの部分的な禁止を打ち出した進歩的なソマリア政府は、議員の4分の3が全面禁止を支持するだろう言われています。
プントランドのリーダーやソマリアの女性参画・人権発展担当大臣は、FGM根絶へ向けた法律改正を進めようとしています。この改革を後押しするAvaazコミュニティからの希望のメッセージがあれば、FGM禁止法案を議会の優先課題とし、法案可決に向けた動きに弾みをつけることができるはずです。FGMを根絶するために、現地ソマリアで地道な活動を続けているユニセフからも、Avaazコミュニティにサポートの要請がありました。ぜひご署名の上、キャンペーン拡散にご協力をお願い致します。 https://secure.avaaz.org/jp/fgm_somalia_ban_loc/?bwumDgb&v=73983&cl=9645371575