民謡、島うた盛んな沖縄ですね。1879年の廃藩置県(廃琉置県)は突然のことだったので、日本への同化の表象(層)の流れの中で基層は根を張り続けていた沖縄なんですね。近代演劇は沖縄語による劇でした。民謡もどんどん地域で詠われた歌が遊廓に流れてきてそこで攪拌され同じリズムでも異なる歌詞で詠われ還流していったのですね。
言語が鍵ですね。沖縄語(琉球語)で演じられた舞台は新しかったわけですね。民謡が毎年新しく生まれる嶋ですが、民謡はポップソングのようなものなのですね。ハイブリッドで日本語との境界に咲いていく花もありますがー。言語的に見るとウチナーグチの表現は自然のなりゆきだったのですね。日本語は借り物だったのでー。