劇団「うない」が国立劇場おきなわ大劇場で上演しています。団長の中曽根律子さんはもっと稽古がしたかったとお話しされ、演出家として不満をもらしていた作品です。しかし花道も使った舞台はなかなかに見せる聞かせる舞台でしたね。
国立劇場の自主公演は稽古量が圧倒的に少ないのでしょうか。本番を含めてわずか16日間で仕上がる舞台です。乙姫劇団が那覇市民会館で上演した舞台も観ました。スケール感が凄いと思いました。
昨今の舞台のスケールは国立劇場おきなわにしても600席で小さいイメージです。1000人以上の那覇市民会館での公演は今から思えば、すごかったですね。今思うに、真喜志康忠さんや大宜見小太郎さん、乙姫劇団の時代は沖縄芝居の戦後の黄金時代だったのですね!
さてパレット市民会館ですので、ステージは狭いです。スケール感はあまりないですね。嘉陽田 朝裕さんが王女役とのことで、優美で幽鬼じみた王女をどう演じるか興味津々です。
かりゆし公演は県の助成を得ているので、普通はチケットは2,500円ですが、3,500円は少し高めですね。国立劇場おきなわの常連組の沖縄芝居とどう一味異なるか、比較してみたいです。