志情(しなさき)の海へ

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大会テーマは「暴力・抑圧・緩和」Violence / Oppression / Relief!アメリカで演出した「人類館」について発表したかったが~!

2024-02-26 23:20:24 | Theatre Study(演劇批評)
古い英語による「人類館」の舞台映像があるので、その一部を観てもらって、「人類館」の演出で体感した、「差別が心身へのものすごい暴力そのものだという事」を発表したかったのだが、ちょうど研究大会の6月8日に「真喜志康忠生誕100年記念公演」が国立劇場おきなわの大劇場である。そのパンフなどの作成と事務局としての責務ゆえに、参加申し込みを諦めた。
 どんな発表やパネルセッションがあるのか、興味深い。IT時代の今日、即座に戦争の暴力が飛び込んでくる日常だ、、。
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 以下は基本コンセプト。

テーマ:暴力・抑圧・緩和 Violence / Oppression / Relief

2024年6月8日(土) -9日(日)
会 場:明治大学 駿河台キャンパス
 近年の国際情勢の緊迫化は、現実のさまざまな場面で直接的な暴力を顕在させています。そうした暴力は即座にSNSをはじめとして各種メディアに現れ、リアルタイムで私たちの手元に届けられています。一方で、当然のことながら、暴力は私たちの身近にも潜在しています。私たち自身は容易に被害者にも加害者にもなりえ、それは画面の向こう側にある隔たった彼岸の出来事ではありません。
 こうした状況で、演劇はいかにしてさまざまな暴力の問題と関わることができるのでしょうか。
 より広く捉えれば、演劇を含む文化は、長い歴史のなかで、暴力に抵抗し、その抑圧から解放し、救済や緩和を促す役割を果たしてきたと考えられます。古代ギリシャ演劇からシェイクスピア、そして現代に至るまで、演劇の表象として、さまざまな暴力が描き出されてきました。一方で演劇は、表象にとどまらずその営みにおいて、暴力そのものとして機能してきたこともあったでしょう。それゆえ、演劇のさまざまな表現は、ときに身体的な危機をもたらすものとしても機能します。
 舞台上に現れる暴力の性質、あるいは暴力的なるものに対する演劇の役割は、時代と呼応しながらこれまでにも様々に論じられてきました。また、近年は実践の場においても、上演がその議論の場となる、あるいは議論の契機となるような試みが数多く確認できます。
 「国家」、「イデオロギー」、「戦争」、「難民」、「ジェンダー」、「ハラスメント」といった具体的なテーマから、自他の関係性を固定する劇場という構造、あるいは、ナラティブを奪い合う政治的言説のパフォーマンス的考察、さらには演劇そのものが孕む権力性、そして演劇がもたらす問題解決の可能性といった試論まで、2024年度全国大会では幅広く研究発表を募ります。テーマ以外の発表も応募可能です。ふるってご応募ください。
2024年度日本演劇学会全国大会実行委員会

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