(演劇集団「創造」の指針)
痛いほどに内と外の毒と解毒がブラックユーモアで重ねられていた。現実は重くて軽い。内に潜む感情動物の闇も、外に向けた抵抗の意志も、夢か現か、巨大な襲うものと向き合う現実は変わらない。
たんめーたちの語りがドラマになる。オールウチナーグチの語りに違和感は起こらなかった。
初演との違いをテクストとコンテクストで比較してみたい。戦後沖縄の事象をトピックスをうまく選んでタンメーたちに語らせ、それを具象化した演劇手法である。見落としていた気づきもあった。再確認の場・空間でもある。繰り返し反芻せざるを得ない戦後沖縄史。ウチナーグチをメインに英語や共通日本語も幾分挿入した多言語舞台でもある。このように戦後沖縄の事象が語られ舞台化された意義は大きい。タンメーたちの語りの中で戦後沖縄があぶりだされ、今に続く沖縄の問題の焦点が浮かび上がる。語りは幻想であり希望でもある。集団の無意識の共同性=夢が一つになる時、あふれるパワーは強力に革命的な運動にもなりえる。不合理に挑む持続するエネルギーがある限り明日は微笑むに違いない。
金城夏子と本部十人組の群舞(戦果あぎやー)の舞踊と創作歌が良かった!
大和世やあらん(うね)
アメリカ世んあらん(うね)
うちなー世どぅやる(あり)
わったー島や(やさ)
本部十人組(うね)
まさる戦果あぎやー(うね)
台湾香港上海(あり)
闇あちねー(やさ)
国境や無らん(うね)
海や皆ぬ黄金原(うね)
法渡たっぴらかち(あり)
いっとーばい(やさ)
みるく世作らな(うね)
アジアぬ人ぬちゃー(うね)
互に手結でぃ(あり)
生ちちいちゅん(やさ)
作家の大城立裕先生も観劇!小嶺和佳子さんと大湾三瑠さん
當銘由亮さん、花城清長さん
大城先生 幸喜良秀演出家 宜保栄治郎さん、脚本の又吉英仁さん
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