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新作組踊の上演を鑑賞することは、ワクワクします。どのような新しい世界が展開されたのか、興味は尽きません。この間の大賞や佳作受賞者を見ると、どうも応募する方は少ないようで、同じ顔触れが並んでいます。
芸大や沖国大などで、組踊だけではなく沖縄芝居(琉球史劇や琉球歌劇)を含めての創作の授業が提供されていたらいいのですが、実情はどうでしょうか?
あるテーマで応募してみたいと思っていますが、実際に取り組むと創作が容易ではないことが分かります。一遍の詩でも推敲で時間がかなりかかりますので~。
応募規定に「劇作家を本業とする方もOKで、共作も可能です」とあります。なるほどですが、劇作家を本業とする方は沖縄には数少ないはずで、謝名元慶福さんが浮かびます。他にどなたか?玉木一兵さんもいい戯曲集を出していますね。日本語の堪能なアメリカ人の研究者がその作品集を褒めていました。若い方々も最近現代演劇で活躍しています。それが伝統演劇にテーマを広げることも可能かもしれません。犬養憲子さんも意外といい作品をすでに上演している方です。新作組踊に女性ならではの感性を形にするのはどうでしょう。楽しみですね。
面白いと思ったのは、基本的に琉球語(しまくとぅば)と書かれていることです。以前波照間永吉さんは芸大の「組踊」講座に首里方言の古典劇だと表示していました。ユネスコの規定とも異なります。ただネットに古語=首里方言と記載されていることもあります。しかし、Shuri-dialect とはユネスコは記載していません。琉球王国時代に方言表記されなかったはずです。
今回はじめて募集チラシを見て、言語表記が気になっていたので、面白いと思いました。琉球語(しまくとぅば)です。琉球諸語ではありません。しかし宮古語でも八重山語でも首里・那覇語でもいいという事です。今帰仁言葉でも与那国言葉でもいいのです。
審査委員の皆さんの頭を悩ませるくらい多くの応募があったらいいですね。
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