(玉城政子さん、吉田妙子さん)
昨日の11日、来賓挨拶者の現役俳優吉田妙子さんと高速道路を突っ走った。 妙子さんは体調が万善ではなかったが、挨拶は、この間のキャリア故にウチナーグチも織り込んでとてもちちぐとぅ(聞いて快い話)だった。
祝宴の主は玉城政子さん!
元「ときわ座」のつれあい、風格の良かった芝居役者玉城健さんと共に、主役を演じて来た方だ。20代の頃の彼女は美しい。1960年当時、平良とみさんがハーメーや百姓を演じた時、ウミナイビ(后、按司の妻)や美らウミングヮ(按司の娘)、村娘を演じてきた。
驚いたのは、健さんとの間に3人のお嬢さん、孫14人、曾孫32人、玄孫3人という司会の報告だった。
つれあいの健さんは役者として人気があり、女優さんたちと大分浮名を流したようだ。その点で苦労もされた政子さんだが、那覇の自宅を売って、屋我地出身の健さんの地元近くの名護に引っ越して以来、苦労を重ねながら、ほとんどお一人で子育てをして来たと言う。
これまで、居酒屋を経営し、民謡を歌い、かつ地域の豊年祭や、名護市民劇を実演、指導・演出して来たのである。
地域の豊年祭や市民劇を積極的に指導して来た彼女の貢献の大きさは、昨日泡盛やビールなどの好きな政子さんに某地域の区長さんから、金一封と一緒瓶の泡盛が記念品として送られた。
余興は、孫たちや曾孫、人気民謡ユニットが会場を和やかな空気で盛り上げた。中華料理を楽しみながらあつという間に時は過ぎた。
知名定男さんも来賓挨拶に立った。また人間国宝の西江喜春先生のご紹介もあった。
政子さんは、名護で民謡居酒屋を切り盛りしていて、那覇で舞台に立った時、西江喜春先生が地謡として協力して下さったとの事だつた。
かれこれ40年以上地域の芸能文化に尽力してきた努力は、並大抵のエネルギーではない。会場には政子さんが演技指導、着付け、メイクをしてきた若者たちの姿も多かった。素晴らしい!
舞台で民謡を披露する政子さん!
地域の芸能文化の底力、継承をささえる優れた沖縄芝居役者玉城政子さんの凛々しい姿に感銘を受けたひとときでした。
玉城政子さん、まだまだ現役です!おめでとうございます!
昭和16年1月12日生。
知名定男さん、人間国宝の西江喜春先生、政子さん
知名定男さんと妙子さん!
来賓挨拶の妙子さん!
知名定男さんと妙子さん!
来賓挨拶の妙子さん!
(写真はいつでも削除致します。政子さんのカリーのためにご紹介しています。よろしくお願いします。)