フェスタが沖縄の舞台芸術の振興を推進するものであることを念じたいのですが、沖縄の舞台芸術を世界からやってくる演劇人に紹介し交流を深めるためのフェスタだと考えるのですが、どうもそこが弱いように見えます。
ACO沖縄主催(独占)体制の国際児童演劇フェスタなのですね。詩劇(新作組踊)の一作品の公演さえもないということ、また沖縄の伝統劇も歌劇もそこでは紹介されないという現実に驚きます。他府県から夏休みに子供たちに世界の児童演劇を見せたいとやってくる親子へ提供する沖縄的なものは沖縄燦燦が筆頭ですね。それ以上でも以下でもありません。ちょっと残念、それとACO企画だけですね。他の組織を組み込めないのは、単独主催の方がやり易いということになるのでしょうが、どうも「沖縄」の場を借りただけの「沖縄からの発信」でしょうか?最近は全く見る機会がないが、どこか沖縄を表象的になぞっているフェスタに見えてきます。世界の演劇人に沖縄の生の舞台を見てほしい。子供向けだと『サシバ』だとか、ファンタジー系の歌舞劇も沖縄は多いですよね。でもどうしてそれらの舞台が公開できないのか?夏に沖縄の優れた舞台を全国から、海外からやってくる演劇人や親子に見せたいものです。
混合、拡散、攪拌、連帯、交差する磁場、演劇交流のそれぞれのセクト的フェスタはそれはそれで多色でいいのかもしれませんね。大城&下山さんの情熱のタイアップのパトスがどう結実していくのか見据えたい。富田さん、今回は演出なし?
上記、わたしの誤解でなければいいのですがー。ふじたあさやさんは、りっかりっかフェスタが沖縄の演劇振興と国際交流にとてもいいと信頼しているのですね?沖縄の伝統芸能やコンテンポラリー舞台との交流がそれでいいとお考えなんですねー。ちょっと残念ですね。文化庁は地元をあまり巻き込んでいるように見えない(有償ボランティアはいろいろと学べるのでしょうか?)国際児童演劇フェスタにどれくらいの助成をしているのでしょうか?
伊波雅子さん作・脚本の『オムツ党、走る』の東京公演は「りっかりっかフェスタ」のプロデュースだったのですね。あの舞台は面白かった。100回でも公演してほしい。ただ主人公の絹子が弱かったですね。ウチナー女の身体・感性がどうはじけるか、絹子役で、見たい。最も今どきはブラジル人俳優や、アフリカ系アメリカ人がハムレットの主役を演じる時代だから、土着性やリアリティも弁証法的に止揚される時代です。グローバリズムのローカル&グローバルは対立ではなく止揚されていくのですね。面白い現象です。
東京のみなさんに楽しんでほしい!沖縄のオバーパワーですね。沖縄の人情でもあるのだろか?誰もが通り過ぎる最後のステージと別れのリリシズムでもありますね。
ふじた あさや(藤田 朝也、1934年 - )は、日本の劇作家。 東京生まれ。麻布高校卒、早稲田大学演劇科卒。在学中に福田善之と合作した「富士山麓」でデビュー。ラジオ・テレビドラマ作家として活動。1965年から劇団三十人会で劇作・演出をおこなう。1973年からフリーで、前進座、文化座、青年劇場などに戯曲を提供、一方では、児童青少年演劇・音楽劇などの脚本・演出も手がける。児童青少年演劇(劇団えるむ)、音楽劇(歌座)、現代演劇(俳優館)の専任演出家。1992年、「しのだづま考」で文化庁芸術祭賞受賞。日本演出家協会元理事長、日本劇団協議会常務理事、日本芸能実演家団体協議会理事、日本劇作家協会理事。 実父は横浜事件で検挙された中央公論元編集長の藤田親昌。
確かにイベントを企画するというか、
プロディースする方の意識が強いというか?
スポンサーの意向で左右されるのがほとんどだと思います。
開催方針の比重が、
参加者主導型なのか?開催者主導型なのか?でしょうが・・・
何れにしてもより多くの人が発表できる場となり、
快適でみんなが楽しめることをが一番ですね。