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(琉球新報4月24日)
カオスの時代に、と言っても、人類史は常に多かれ少なかれカオスに包まれていると言えそうだが、文学が時代のエキスを結晶のように形にしているのは事実に違いない。
ペンタゴンによって普及してきたインターネットは、この世界、地球に大変革をもたらしているのだと実感できるが、この今いる嶋空間が、かなたと即時に共有できる時代である。AIによって翻訳もすぐ可能になっている。多少の表現の差異はあるが〜。
日本のアニメや映画、小説、評論が欧米やアジア諸国で人気を博するようになって久しい。
日本語であるいは、沖縄語が混じって表出される作品も、また地球市民に共感されていく。グローカルとは上手くネーミングしている。
こなたとかなた、かなたとこなたは繋がっている。
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月ぬ 走や 馬ぬ走い
ちちぬ はいや うまぬ はい
月の走りは、馬の走り
【意味】
馬が駆けて行くように月日はあっという間に過ぎていく
馬が駆けて行くように月日はあっという間に過ぎていく
琉球大1年生の21歳。又吉栄喜、目取真俊に続いて芥川賞が狙える逸材であってほしい。