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この春、ニューヨークのハーレムのかの有名なアポロ劇場(Apollo Theatre)でまさにinterperformativityそのもののJAZZとオーケストラとボーカルの歌声が響く舞台を体験したのだった。いきなり白いパンフが落ちてきたので(ある物を棚の上に置いたら落ちてきた)拾ってみると、何とAPOLLO劇場のパンフである。開いてみると、後で読まなければと思っていた中身である。備忘録のつもりでここにUPしておこう。JAZZの好きな人が共感を覚えるかもしれない。それにしても若いRさんはJAZZが好きなのだ。深夜近くからコロンボスの銅像が立っている公園近くの文化関連も入所しているビルのJAZZライブに一人で行こうとしていたのだからー、ニューヨークの治安が9・11以降変わったのかと驚いた。というより知らない無知ゆえの距離感を持っていたのかもしれない。ニューヨークで数年暮らした若者のセンスはやはり異なっていた。
ASKYOUR MAMA、3人の黒人女性たちのボーカルがはじけた。アポロ劇場にはアフリカ系アメリカ人を中心に大勢が押し寄せていた。白人系のアメリカ人も多かった。オーケストラとの共演ゆえだったのか、ハーレムの様子も以前より拓けていると、ニューヨークに住んでいる日本人女性が話していた。しかし彼女が紹介してくれたハーレムのレストランで明らかに50ドル紙幣を出した時、20ドルの偽札が混じっていたようだ。偽紙幣なんて想像もしなかった事実に気がついたのは、ワシントンDCのエチオピア人が多く住む街の雑貨屋でのことだった。多様な世界が広がっている。グローバル村は底なしの海そのものの顔ももっている。