「モトシンカカランヌーとは沖縄の方言で、元金のいらない商売、または仕事のことで売春婦、ヤクザ、ドロボウ、などのことである。」と、このドキュメンタリーは説明する。アメリカ世(27年間)の沖縄を描いているが、特に復帰前の沖縄を取り上げている。なぜか『琉歌幻視行 島うたの世界』(田畑書店、1975年)を書いた竹中労とこの映画がどこかでつながっていたような印象を持ったままだが、実際どうだったのか~。可能な限り見たい。
今郁義さんが本作制作NDU助監督だったことも興味を惹いた。劇団創造との所以も深い。去年だったか、桜坂劇場で上映中も見たいと思いながら行けなかった。復帰50年を振り返る時、復帰前の沖縄をしっかり見据える必要がある。