志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

『うちなーぐちフィーリング』の儀間 進先生のお話は含蓄があり、うちなーぐちの耳触りが良かった!

2012-05-09 05:37:01 | 言語
「チムぬ文化」の題での講座である。
まず耳触りが良かった。聞いていて耳にやさしいウチナーグチである。気負いがなく、要所要所だけのことばでもない。うちなーぐちや じょーぬあん、というお話を含め、「心」と「チム」の違いだけで1時間もお話できた。チムのつく多様な表現のユニークさがある。「ちむぐりしゃん」にこめられた他者の痛みを自分の痛みのように感じるこころの表現がある。

『伊江島ハンドー小』のなかで船頭主が気落ちしたハンドー小に「良い胆とぅめーてぃ、早く来ーよーやー」の名台詞がある。心を取り戻してきてね。乱れている心を沈めなさいよなどの意味である。

チムがつく多様な言葉があり、琉球人がかなり情感にあふれていたのであろうことが伺われる。
ちむだちゅん=悲しみでこころが一杯になる。儀間氏は両腕で自らを抱きしめる所作をした。
ちむうらーきゅん=心を和らげる
ちむむちむん=心のある人
ちむうらーきゅん=心を和らげる
ちむとぅやーすん=心を整える

そのほか、小話も含め、楽しい一時だった!事務局長のお話の中で、ユネスコの危機言語指定や、うちなーぐち条例ができても、各地域での取り組みは疎いとの事実関係には「しまくとぅばの日」が形骸化しないことを念じる。もっと文化運動としてしまくとくば、沖縄語を話す空間、場所つくりが必要となるだろう。このままではいけない。

ことばを失うことは精神や文化喪失そのものである。

(熱心な部会員)

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