沖縄戦で流出と見出しは柔らかい。実際は米軍による掠奪ではないのだろうか。21世紀に入ってすぐ、9.11があり、イラクを米軍が侵略した時、イラクの博物館や美術館の貴重な文化財が掠奪された後の映像を見た事が思い出された。
戦争により、破壊され、掠め取られるものは、多くの命だけではない。現在のガザを広島に例えたトルコの医師の告発を最近視聴したが、全き破壊の恐ろしさは絶句させる。
全てが無になる。
戦後80年手前でアメリカから返還された文化財は、奇跡のようだ。破壊された首里、中城御殿に保管されていた王家伝世の宝物が戻ってきた。新聞見出しはしかし「流出文化財全面返還なお多難」と書いている。まだまだ多くの文化財が、米軍によって掠奪(流出)されたままなのである。
英国大博物館にはアジア・アフリカから持ち出された(盗掘、掠奪)された文化財が保管、展示されている。それらの自国への返還要求もなされている。
戦争、他地域、国への侵略、植民地化によりどれだけ多くの文化財が英国を筆頭に、欧米諸国に持ち出されたことか〜。
今朝の紙面「琉球『御後絵』再発見」は、色々考えさせられた。
尚清王は父方の先祖とかかわりがあり、何かと気になる存在だ。
尚敬王の妃は母方、馬氏の出身である。聞得大君加那志(号・仁室。馬氏小禄殿内七世仲里親方良直次女)