志情(しなさき)の海へ

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深夜外灯の下、花弁を開く前のアリアケカズラの香りはさわやか〜!

2025-01-20 06:08:00 | 日々の記録・備忘録
花の不思議な魅力は、その色形だけではないのはもちろんで、私たちは花々の醸し出す芳香に魅了されている。
 最近気がついたアリアケカズラの香りは、寒くなって偶然のことだった。なんとも言えない甘い香りの正体がよくわからなかった。以前アリアケカズラの花の香りを嗅いでみて、全く無臭に感じた。
 それが、生い茂っている界隈から甘い芳香を放っているのだとわかった。それ以来、毎日彼らの芳香を楽しんでいる。香りを味わう、香りを聞くという表現がある。五感で丁寧に味わい、心で感じる行為、と紹介されている。
 確かに単に香りかぐ行為だが、花だけではなく葉や茎やその全体が愛しく感じられる。

 外灯の下で花びらが開かない前の姿にまた特別な思いがやってきて顔を近づけてみた。香りを聞くという香道の精神についてよく知らないが、聞くという言葉に特別な思いが込められているようだ。
 花の息吹を聞く行為になるのだろうか。ほのかに甘い香りはやってきた。新鮮な深夜の冷たい空気と共に鼻腔に吸い込まれる香りは、やはりツーンと澄んだ香りに感じられた。

 なぜかアリアケカズラと一体になるような、なったような満足感で、ありがとうと声をかける。今まで気がつかなかったけれど、あなた方は太陽の色で目を楽しませるだけではなかったのね、と発見を語りたいような思い。
 この間、路上に落ちる花弁を箒で履いて片付けるのは、やれやれ、難儀だと思ったりしていた。しかし彼ら、花々は特別な存在になった。

 いつの間にか夜明けになった。太陽の光を浴びて今日の日をよき日にしよう!
















 マンジェリコン

 


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