志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

久部良 和子さんが紙面で紹介していた『記録と記憶を次代へ』「復帰50年」フォーラムに寄せて、は示唆的でした!

2022-03-24 23:15:44 | 沖縄の過去・現在・未来
まず沖縄の終戦日はいつか?なんと4月28日、5月15日、6月23日、8月15日、9月7日、が並んでいます。5月15日は、沖縄の施政権がアメリカから日本に返還された日として祝日・記念日になっているのですが、「沖縄の終戦記念日」ではないか、と主張する考えがあるのですね。戦後27年間、沖縄が米軍統治下にあったゆえに、沖縄の終戦は1972年5月15日ではないかと思うと、久部良さんも書いています。なるほどです。しかし治外法権の米軍基地が国家として沖縄で君臨する状況は、まだ戦後は続いているという考えも否定できません。

日本人教育を推進し、祖国復帰運動を推進したのが沖縄の教員たちであったという事実があります。米軍による人権無視の残忍な事故事件が多かったのも事実です。麗しい「日本国憲法」に保護されたい切実な願望が復帰運動に火を付けたようです。

久部良さんの訴えたい事柄「祖国の再検証必要ー沖縄人自身で未来創造を」は
時宜を得たテーマですね。

復帰50年の今年、復帰とは何だったのか、考える1年になりそうです。
(紙面は2022年3月23日、琉球新報)

久部良さんとてもいい論稿を書いています。
オーラルヒストリーについて検索していると、目に入ってきたので、読みました。沖縄の地上戦を体験した県民の側からの証言について、「オーラルヒストリーの可能性やインパクト」がわかります。

★「沖縄戦証言記録の公開について -オーラル ・ ヒストリー活用の試み-」


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