志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

動物病院に行くたびに待合室で出会った方々にお話を伺ったら、いつも発見と驚きがある!

2022-03-05 10:42:14 | 日々の記録・備忘録
2月の末に雄猫のシーバも去勢手術をした。自由に猫の本望を生きるのもいいのだろうか、と考えたりしていたのだが、ゆー君と黒子はオペを済ませていたので、一応予約は入れていても、少し悩んだりして、ネットで猫の去勢についての情報を読んだりしていた。

近所の猫が発情期になると大声で唸ったりしている様子や、大きな野良猫ちゃんが最近家の中まで入り込んできたことがあったりもしていて、やはり、彼(シーバ)が雌を求めて遠出をする必要がなく、病気の予防にもなるので、オペは必要なのだと決断した。少し遠出をするような雰囲気があり、一度朝帰りしていた猫だ。彼の自由を認めてあげたい気もしていたのも事実~。

前の日、なぜかシーバはずっと二階のわたしの部屋に、そして寝床にいた。顎や頭を撫でられるが好きで、前足でこちらの顔にふれる時は絶対爪が出ることはない。何か不安があり、寂しい時にやってくるのだろうか。なぜがシーバがいじらしかった。オペをやめようか、でも健康で長生きするには、必要で、生理現象で放浪する必要はないのだから、となんと曖昧なこの心と思いつつ、シーバと一緒に寝た。深夜の2時、3時にパソコンの前に向かっている時もシーバは寝床の毛布の横で寝たりしていた。

とにかく、ごめんね、君の猫の自然を奪ってしまったのかもしれない、と言いながら、時流にのっているこのわたしがいた。とその病院で血液検査までしてしまった。医者は丁寧に説明していたが、どこかやはり動物病院の経営の合理性とプロフィットを追求するシステムに、何となく直感的な部分で距離感を持っているのかもしれないと自己納得する。

さてその待合室で二組の家族が猫の面倒がみれなくなったので、ケルビム動物病院の保護猫センターに預けにきたのだという。一人の方は「おじいちゃんが猫を飼っているけど、もう年で飼えなくなったのでお願いにきました。おじいちゃんの年金で猫を預けます」という事だった。一月6千円で引き取ってもらえるとの事だった。しばらく病院内で保護してその後、石川にあるアニマルファームに移動するとのことだった。もう一組の家族は親子で9歳になる雄猫がケージの中にいた。お母さんと姉妹で来ていたのだが、お父さんの転勤で、北部の方の社宅住まいになるので、猫が飼えなくなったのだという。猫のケージを抱えている小学高学年生に見える女の子は涙を流していた。

「いずれ家を瀬底あたりにでも持つことができたら、またこの猫を引き取るつもりだけれど~、里親さんがいたらそれでもいいと思っていて~」とお母さんはもうこの猫を他の方に引き取ってもらってもいい、語り口だった。「誰かしばらくの間でも預かってくれる方はいないのですか」と聞くと、やはりなかなかむづかしいとの返事だった。

ケルビムは、何らかの理由でもう飼えなくなった猫ちゃんたちを引き取って保護するNPO法人でもあるのだ。実際そうした状況に陥る方々は増えていくのかもしれない。他人事には思えなかった。

他には家に16匹の猫を飼っているという女性がいた。しかも連れてきたのは、近所に住む野良猫の雄で、やっと餌付けしてつかまえたとの事だった。検査とワクチンの目的で待合室に座っていた。16匹の猫たちを家の中で壁に階段状の踏み台を作って飼っているという、猫は高低が大事ですよね、との事だった。高い所が好きなのだ。それはシーバなどの行動を見ても分かる。

そして猫の保険はかけていますか、とお尋ねした。この間この病院で出会った方に気軽に保険の事もお尋ねしているのだが、保険に入っているという方はほとんどいない。しかし病院がお勧めの一匹で月に600円ほどの保険でも掛けた方がいいのだろうか、と今考えている。入院、治療、手術が半額である。ハブに噛まれて20万円以上も取られる動物病院もある。血液検査でも人間は500円以下でも猫は5000円近く取られる仕組みである。

のら猫を可愛そうだと思って引き取っている人が多いような気がする。人々の猫への慈愛(いつくしみ)の心だが、動物病院は物理的に高い治療代や処方で利潤を追求しているのだと見えなくもない。心臓病が発覚して入院、治療をして9万円取られた親子のお話もうかがった。保険は入っていなかった。なぜか去年、偶然家にやってきたのら猫のミーちゃんと関わるようになって4月には1年になるが、猫たちの実態は、わたしたちの日常の中で大きな位置をしめているのかもしれない。

猫のドキュメントフイルムを観たのだった。家から100㍍以内を徘徊するイギリスの村の50匹の猫たちの1週間の生態だった。遠出をする猫は少なかった。おそらくオペ済の猫たちだったのだろう。雌を求めて徘徊する雄猫はおそらく去勢をしていないのだろうから~。【我が家の車の中にユーちゃんを閉じ込めた犯人(車の鍵を拾って私している輩)もこの家の100㍍以内に住んでいるのだろうか。「車の鍵の拾い物は警察に届けましょう。落とし物は持ち主がいます」のステッカーを壁に貼り付けようと考えているのだが~。まだ小さな憤怒は凪を迎えていない。車の鍵だけではなく他2つの鍵も付いていたゆえか~。】



  (車の上の黒子ちゃん!猫は何を見つめているのだろう!)

以下はネットで見つけた猫が飼えなくなった時の記事です!
https://www.jiji.com/jc/v8?id=202202pet-team

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