(つぶやき)
紙面で、組踊の連載をしている鈴木耕太さんたちが監修の識者代表で、連載記事も「あれっ?」と思える中身があり、琉球王府時代の役者の身体とか、女性芸能者と組踊についても、原型に迫れなかった脆弱な意識が、そのように表記されていくのだろうかと、危惧を覚える。板谷 徹さんの厳しい眼差しが懐かしい。
視点と歴史認識、美化による歴史修正主義の歪みはどこにも出てくるようで、根をどう捉えるか、在野で掘っている平良さんの研究成果が楽しみ~。
危うい沖縄芸能の表象があり、研究の薄さが露呈しているようで、実は組踊についての博論は数本書かれている。
やはり、マッチョな男性研究者の視点だけでは危ういのだろうか、などと思う。フランセスが存命中、色々とジェンダー視点についてよく話し合ったのだが、マッチョだけではなかった芸能の泉。
芸能史なり演劇史をあらためてとらえ返す事が問われている。されど~。