19年度の文化庁長官表彰に沖縄から金城美枝子さん（琉球舞踊家）ほか2名！

家元の中でも金城美枝子さんは舞踊家として秀逸さが評価されていますね。組通の母親役や新作組踊の舞台も印象的です。「海の天境」（大城立裕作、幸喜良秀演出）の新作組踊で久高島のノロ、クニチャサを演じていました。海外でも～。唱えに独特な味付けをした作品ですが、また拝見したいです。小渡和道さんが尚徳の役でよかったです。二枚目として小渡さんほどの美形は沖縄の芸能界にいませんね。なぜ玉城流扇寿会は小渡さんを大事にしなかったのでしょうか？それともほかに理由があったのでしょうか？舞踊家としても組踊や琉球歌劇でも主役を演じていたのですよね。小渡さん、金城美枝子先生とご一緒にまた華のある舞台を見せてほしいですーー。

小渡さんが組踊保持者になり、琉球舞踊の家元になり、歌劇保存会の保持者になっても不思議ではないのですが、沖縄芸能界にも魑魅魍魎が潜んでいるのかもしれませんね。必ずしも優れた芸能者が正当に評価されない力学が働いているのでしょうか？八方美人が有利で組織の力がモノを言う仕組みでもあるのでしょうか？それが事実なら、残念ですね。

稲福千代さん、大城米雄さん、金城美枝子さんおめでとうございます。