沖縄県文化協会との違いはあきらかである。どちらかというと世界の動向を意識し、琉球沖縄の文化の独自性を打ち出したチラシになっている。どこにも《方言》はない。市庁舎でウチナーグチのハイサイ(ハイタイ)、にへーでーびる運動を市長が先頭に立って実践している那覇市ならではの情熱に満ちている!ここに可能性が潜んでいるようだ!
しかも共催を見てみよう!地味ながら持続的に各地域でウチナーグチを継承し地域に押し広げてきた団体の顔が見える。NPO沖縄語普及協議会、NPO沖縄県うちなぁぐち会。しかも後援はなんと私が応援してやまない琉球歌劇保存会、沖縄俳優協会だ。首里振興会も!いいね!県都那覇市が本腰をあげてウチナーグチの復興運動に邁進している姿がわかる。いかに文化運動・琉球おきなわのアイデンティティーを掘り下げ広げていくか、その情熱が感じられる。多文化多言語多生物は世界を豊かにすることである。
琉球諸語、中でも首里那覇語は中央語であり、組踊、沖縄芝居、琉球音楽、琉球舞踊にとって軸である。琉球沖縄芸能の軸の琉球語を保持‥継承・発展させないと琉球沖縄文化は危ういことになる。
みんなでウチナーグチを語ろう!日本語や英語とのバイリンガル、トゥリリンガルでもいい。それに中国語もスペイン語も入ってくるかもしれない。多言語の面白いウチナー社会を築いて行きたい!
「オスプレイ反対県民大会」は9月9日午前10時半、「島々ぬくとぅば語やびら大会」は午後1時半です!
特に大島は地図も載っているし、沖縄県に税金払っていないのに感激!
読谷の方は沖縄タイムス、こちらは琉球新報が出ていますが2つの機関紙の方向性の違いもあるのでしょうか?
事務局長の名嘉山秀信氏は元沖縄テレビのデイレクターをしていた方で、ウチナーグチの復興に真摯に取り組んでいるという事ですね。琉球新報と沖縄テレビは提携していますので、新聞社もテレビ局も巻き込んで大胆な文化運動の展開です。名嘉山氏の背後に控えている方々の知的感性もなかなかグロカリズムを体現していますね。
那覇市長の翁長さんのセンスもいいので、県の取組みより那覇市の方がこと琉球諸語の文化運動は率先していることになります。
情熱・思想・理念・頭脳・真摯さがはるかに教養・知性も含めて優れているというそれだけのことです。
沖縄タイムスさんも独自に沖縄の固有性を推進していく文化運動を盛り上げるに違いありませんよ。ただ県文化協会のセンスがちょっとj時代の感性を取り込めていないということかもしれませんね。