志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

かつて米軍の砲弾で燃えつくされ、いたぶられた山々

2011-01-06 10:47:18 | グローカルな文化現象
朝、母に添い寝してヤンバルからの帰り、自動車道でしばし駐車し、かつて戦後何十年も米軍演習で砲弾の射撃場になって何度も燃えていた山々の緑が目に入り、写真に撮った。もっといい角度から撮りたかったけれども、朝は自動車道もラッシュアワーの雰囲気で、ゆっくりというわけにはいかない。以前から好きなスポットがある。でもそこは道路の反対側だった。それで撮ったのがこの金武の山々である。緑がほのかに山を覆っている。砲弾の傷跡が少しづづ癒されているのがわかる。かつては赤土が目に痛かった。多くの沖縄の人々の闘いの後、この山は「砲弾を浴びる射撃の的」としていたぶられる宿命を逃れた。山の緑が深まるごとにこころは軽やかになっていく。この山の中を散策することはしかし、まだ無理だ!山の音楽会を企画したいと、以前、チーム未来のメンバーとして委員に顔を連ねた時、そのアイディアが取り上げられたことがある。いつかガラマン山や金武の山々のふもとでオーケストラを並べて山の音楽会ができたらいいなー、とその夢は今でも残っている。しかしその実現には、米軍演習地の現在の足かせが取っ払われなければならない。

この山々はまだ米軍演習地内にある。山に砲弾が打たれる宿命は逃れたが、山はまだ米軍の演習地に他ならない。こんな清々しい山々が、北部の高江も含め、米軍の演習地なのである。日本の0・6%の沖縄の自然はまだ米軍の占領地のままである。これらの自然の豊かさがそのままの姿であってほしい。自然の懐に抱かれる至福は、何ものにも代えられないはずだと、思いつつ車道に入る。今日はどんな一日になるのだろうか?


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