枯れる根っこ、幹、葉がある傍らで、まだ花が咲き、命の息吹を感じさせるゴーヤーも健在だ。根まで枯れるのを見届けようか。
つい一月ほど前から芽を出し伸びているゴーヤーは、根の部分の葉は黄色く枯れ始めているが、上部、先端辺りは葉も大きく、意気揚々と見える。不思議だ。
しかもツルが巻きつき宙を彷徨し、また巻きつき上へと伸びていく。一つ二つ花も咲いていた。
亜熱帯の冬を越すゴーヤーがあるのだろうか。確かめてみたい気もする。
根こそぎゴーヤー棚を片付けるのではなく、一部を残そう。そしてどんな奇跡が起こるのか〜。
今日も黒子ちゃんは琉球ツゲの隣の古びた鳥小屋の上で寝ていた。
涼しく凌ぎやすいのだろう。安全で誰にも襲われることがないような場所を見つけて、寝ている。
公園の猫たちもユウナの木やガジュマルの枝に好んで棲家を作っていたりする。
生き抜くための知恵はあれこれ、ゴーヤーや猫をふくめ、多くの命のあり様に不思議な感慨が起こる。
今年は何故か庭の中、周辺で鶯の谷渡りが続いている。チチチチチ、軽快な谷渡りが始まっている。