いみじくも八木政男先生は基調講演でお話された。民謡歌手よりも歌がうまく踊りもうまくなければならない。また見強さ(みーづよさ)、聞強さ(ちちづよさ)の大切さもお話された。それを実践し舞台で花となれるか、常に問われているのだと理解した。
舞台の青写真、スケッチなど常に必要ですね。
稽古を十分やること。やりすぎることはない稽古です。
歌うこと、踊ること、写実的に演じること。厳しいが極めたい世界です。
身体全体で記憶し、表現することは凄いことです。多くのペルソナを演じているわけですから、優れた役者は文化遺伝子(よく目にすることばになっています)、文化を全身で担っていることになります。
現在の琉球歌劇は、戦前の五大名作を越える作品を戦後上演できない状況でしょうか。名作歌劇創作大賞の募集をやるのもいいですね。
琉球歌劇創作大賞の募集をして、入選作品は上演し、10万から30万ほどの賞金を!
泊阿嘉、奥山の牡丹、伊江島ハンドー小、の三大歌劇、そして続く薬師堂、中城情話で五大名作歌劇です。明治から大正にかけて創作されたのですね。中城情話は昭和5年頃でしょうか。他にも人気のある歌劇はありますね。「染屋の恋唄」「渡地物語」なども。
戦後の琉球歌劇の創作では「今帰仁祝女殿内」の喜劇などがありますね。
戦後の創作作品をすべて確認する必要があります。劇団「乙姫」も独自の創作歌舞劇がありますね。劇団「花園」も現代的なセンスでセンシュアルな創作があります。「大伸座」も「ときわ座」も独自の創作歌舞劇がありますね。台詞劇が多い傾向にありますが、歌舞劇の面白さがいろいろです。
名作歌劇を超える戦後沖縄の歌劇がまだ登場していないのですね。何やら創作したくなります。
まさに現代のテーマと重なるような歌舞劇、舞台を昭和の時代に設定してーー戦争の足音が響いている時代。美しいジュリが主人公で、そしてXXXの若君と恋に陥るがーーー。軍靴の音、戦場、そしてその中でも逞しく戦後を生きていく女性の物語など、
んんいいね。創作しよう。戦後名作歌劇を誕生させよう。などと考えていました。