志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

司会は去年マレーシアで一緒だったクレア!マレーの世界無形文化遺産は衰退?

2011-08-10 06:23:17 | グローカルな文化現象
 (ロシア演劇や美学の専門で近現代演劇にも取り組む永田靖議長:流暢な英語のスピーチでした!)

ノルウェイのヒルデはマレーシアの世界無形文化財のある地域の民俗芸能の衰退を話していて、ユネスコの認証を得て高揚している沖縄のケースとの違いが際立っていた。イスラム教主体の国の政策の中で見捨てられた現象は、ユネスコ認定も当事者がそれを大事に継承し発展させないといけない事例だった。観光や外からの研究者を大切にしながら継承を模索している様子がうかがえた。ノルウェーのノルウェー語を話し、英語が外国語ゆえに、心理的には話していても親近感がわく。エストニアなどはロシアに占領されていた歴史的背景があり、独立して20年!ナショナリズムやアイデンティティーの砦としての演劇・劇場のニュアンスが感じられた。一方でフィリッピンなどは多文化、多言語、多宗教の中で新たなコスモポリタニズムの再生の必要性があるのだと納得させた。

一方の現代日本のシェイクスピアをパロディー化して上演してきた背景やグローバル化の中の伝播による舞台表現、漫画的な感性と演劇のつながりなど、ある面でメディアのサブカルチャーもまた論じられ、その辺は感心は集まるようだ。

沖縄の山城知佳子の作品をフェミニズム研究者が取り上げるという事も耳にした。
Gender Negotiations:Theories and Identities
Shekespeare in Global Community

International Feminist Theatre and Performance tradition, innovation, and communities
Ethics ans aeshetics:eastern and western perspectives
Transcultural Performance/Crossing Cultures

などなど興味深いテーマのセッションが多い!全部の発表は聞けないが、テーマと間連する世界の研究の今が
伺えるのがいい。

夕方のリセプションは能勢までバスで移動、能勢の人形浄瑠璃劇場で観劇となった!
いろいろ書きたいがーーー、今日はお能の観劇とその討論が夕方から企画されている。天野先生がお話される!お能は極めて新しい舞台である!



(ヒルデさんの発表)



(能勢の人形浄瑠璃劇場にて実際に人形に触れる!)


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