7月10日、期待していたGIKANさんの作・構成【天飛衣】はかなり不完全な作品表象だった。「能、羽衣と琉球羽衣伝説」とサブタイトルのついた舞台は、額縁舞台にお能の三間四方(?)の様相を施し四隅に柱が立った。それが琉球羽衣の舞台設定ではその柱は取り払われた。どことなくぎこちないコラボレーションだった。観劇の後何人かで批評をし合ったのだけれど、あまり反応はよろしくない。「がっかり」の声がどこからくるの . . . 本文を読む
戦後沖縄の政治的ヒーロー(第一人者)のお嬢さん、上里和美さんの戯曲「さよなら人類館」を2、3年前からサイトにUPしている。なかなか上演の機会がもてないままにいるが、せめて多くの方々に読んでほしいと思う意図もあってUPしているのだが、なぜか最近Googleで検索してみたらどこにも見当たらないのである。それまではトップで紹介されていたのである。「さよなら人類館」ではなく「さよなら人類」は出てくるが、な . . . 本文を読む
本年一月に鹿児島大学の稲盛会館で開催されたシンポジムの、第一部の質疑応答から二部のパネルディスカッションの中身が文書校正のために送られてきたのは2週間前の事だった。梁川先生お返事おくれてすみません。でもおわびにそのシンポジウムの良さを宣伝しますね。
梁川先生がわざわざ私にその45ページに及ぶ草稿を送ってくださったのはパネルディスカッションの時の自由討論で沖縄からきましたと、発言したからである。ケ . . . 本文を読む
このブログで組踊の詞章の言語が気になって以来、方言か言語なのかの問題で(実際は眼の前の課題に取り組む必要がありながら)いろいろとネットで入手できる論文や以前2チャンネルで話題になっていたらしい、やはり琉球語と琉球方言の関連について読んでいて、すっきりとした所を書きたいと思います。
今、今年1月に鹿児島大学の稲盛会館で開催されたケルト文化関係のシンポジウムで「ケルトに学ぶ地域文化振興」のパネリスト . . . 本文を読む
今日安次嶺利美さんの琉舞道場で、通しリハが行われた。琉球新報と沖縄タイムスの芸能担当記者の方々が来てくださった。特に古堅一樹記者は熱心に最初から最後までリハを見てくださった。終了後のタイムス記者の又吉さんと共同のインタビューでも、面白い話ができたのが良かった。着物姿の吉田さんはきりりとしていて、その役者魂の凄さに最近目を見張るばかりだが、ここに至って芝居役者の演技者としての芯の強さ・深さが明瞭に線 . . . 本文を読む
県立図書館の郷土資料室へ行くとたまに教え子の仲村君に会う。彼はとても貴重な本の出版を8月に控えていてその緻密な検証をしている最中だった。私はある芝居戯作者について調べるために閉館前にやってきたのだった。仲村君の冷静なスタンスにいつも圧倒される。今後、仲村君が沖縄の歴史や文化事象に関連していい本を出版していくだろうことは十二分に推察できる。
もう数年前から大学院へ行ったらと勧めていたのだが、彼はす . . . 本文を読む
ネットで歌舞伎座について調べていた。目的は歌舞伎座で上演された新派の舞台である。1950年代に上演された某舞台の批評など3・11前に3日ほど東京へ行ったさいに国会図書館や早稲田博物館で資料を得ることができた。
もっと詳細を知りたいゆえに水谷さんの公式サイトを見つけ、そちらにメールを送ったら、何と彼女は翌日にはしっかり返信してくださったのである。おそらく日々多くのフアンの方からメールを受け取る方だ . . . 本文を読む