5月と云えば竹かんむりに旬と書く「筍(たけのこ)」の季節です。
正しく旬ですね。
毎年、食べたいと思いながらスーパーに行くと生の物は硬くてアクが凄そうだし、水煮のものは柔らか過ぎて風味が無いし、何より筍自体高いです。
妻もなかなか買って来てくれません。
ところが、昨日突然の展開があり、採れたての筍が手に入りました。
実家方面の友達の裏山で採れたもので、他と違ってほとんどアクの無い筍だと云います。
そうは云っても、60年生きて来てそういうふれ込みの筍は何度か戴きましたが話し半分程度でした。
ところが、結論を先に言ってしまいますが、今回の筍はふれ込みどおりのアク無し筍で、びっくりしました。
半分に切った時に、その柔らかさが際立っていて、普通の筍と明らかに違いました。
過去、生筍を戴く度に米の研ぎ汁だ、重曹だ、といろいろ試しましたが、大した効果も無く口の中はえぐみが出ます。
でも、筍をくれたお友達に教えて頂いたとおりに、何も入れず水から茹で上げて1時間ほどそのまま沸騰させ、火を止めたら朝までそのまま置いておきました。
朝、起きたら何やら良い匂い。
妻が、少し早く起きて一晩置いた筍をシンプルな味付けで煮てくれました。
絶品です!
柔らかいけど程よい歯ごたえと、昆布だし醤油の味と相まって筍のすっごく美味しい香りと味に、「しあわせ~」と言いたくなりました。
炊き立てのご飯にバッチグーです。
はっきり云って他におかず要らないくらいです。
今年は60本以上も採れたそうです。
さぞ、収穫は運ぶだけでも大変だったと思います。
こんな美味しい筍を戴いたお友達に感謝です。
ありがとうございました。