パラソルベースの錆止めに付いては、以前のブログでもパイプ内が塗装されていないので自分で塗装した記事を書きました。
なにせ、本体はスチールの鋳造ですし、パイプもスチールなのでとことん防錆対策しておいて損はありません。
ちょっと気になったのは、もしこのパイプの中に雨水が入った場合、水はどこに抜けるのか?
底の部分を確認すると、ポールに溶接されたボルトが出ていてナットで止まっているだけで、水が抜けるような穴はありません。
(このブログは実際に対処した後の写真なのでナットは既にステンレス製に変えてあります)
つまり、パイプの中に入った雨水は、台座とパイプの僅かな隙間から滲み出ると思われますが、塗装などをする事によって隙間も無くなりパイプ内に水が貯まって、内部が錆びやすくなります。
パイプの底の部分は円形の周囲に3つの切込み(水抜け用)がある鉄板がパイプ側面に溶接され、その中央にボルトが溶接されて固定されています。
水抜き用の穴は以前撮った写真でも確認できます。
こう云った溶接部分が一番錆が出やすい部分になりますから、ちょっと塗装をしたくらいでは数年後に錆がでる可能性大です。
そこでアイディア炸裂なのですが、アッと云う間に考え付いてサッサと作業してしまったので、写真を撮るのを忘れてしまいました。
実施した作業は、以下のとおりです。
1.パイプを外して下の部分の上から見えない個所も全て塗装
2.ボルトも塗装
3.パイプの下の1cm程の所にあるボルト固定用の円形鉄板までの空間をコーキング材で充填。
この時、すり切りでは無く微妙に1mmくらい高めにコーキング材を盛ります。
4.パイプ上部から溶接されたボルトの頭が完全に隠れるまで紫外線で固まるレジンを流し込みます。
3と4項の解説図
5.パラソルポールが勢いよく入った時の衝撃でレジンの破損を防ぐためプラスチックの板を乗せておく(単にのせるだけ)
6.台座とパイプの接続のためのナットとワッシャーをステンレスに交換してネジ止め。
以上ですが、パイプのボルトの頭まで完全防水するのにコーキング剤では無くレジンを使った理由は、パラソルの先端が尖っていてスポーンとポールを落し入れると多分コーキング剤だと穴が開いてしまうと思ったので、硬いプラスチックになるレジンを流し入れて太陽光で充分硬化させました。
作業完了後の上からパイプ内を覗いた状況ですが、固まったレジンの上に更に5項で説明したクレジットカードを丸く切った物を乗せて有るのが見えます。
何度かパラソルのパイプをストーンと落とし入れてみましたが、全く大丈夫でした。
3項のコーキング剤を微妙に厚めにしたのは台座とパイプとの間に水が入る隙間を作らない様にするためです。
先ほどの写真と同じものですが、よく見て頂くと組み立ててナットを絞めた事で少し盛られたコーキング剤が圧縮されてパイプの脇から微妙にコーキング剤が飛び出ているのが分かると思います。
これで、雨水が中に入って台座側が錆びると云った事もまずありません。
普段使わない時は以前紹介しました塩ビパイプで作った保護パイプを被せて雨水の侵入を防ぎますが、万が一入ってしまった時は逆さにして出すことになります。
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それと、最後にもう一つおまけです。
台座の底の周囲の3か所には他の部分が地面のコンクリートなどと擦れて塗装が剥げない様に突起部分が設けてあります。
結局、他が良くてもこの突起部分は擦れて塗装が剥がれて錆びて来ます。
なので、プラスチック片を瞬間接着剤で付けて周囲をレジンで固めました。
これで、もう錆に対して心配をするところはなくなりました。
あとは、2年に一回程度定期的にアクリル塗装スプレーをすれば、新品に蘇ると同時に台座表面の錆も防止できます。
鉄パイプや鉄の鋳造で作られた製品は何れ必ず錆が出ますが、錆が出てからでは表面に亜鉛メッキされていても無くなってしまうので、それから塗装しても錆が出やすくなってしまいます。
なので、この様な事前対策が数年後に大きな差となります。
髪の毛はありますが、頭が小さいので帽子がずれます。
感心しながら読むだけです。
実行は出来ません。
簡単なようで、慣れていないと失敗しそう・・・
創意工夫の賜物。
nasuさんがしている傍で、珈琲タイムしてます。
枇杷葉茶の差し入れも。
私の頭は53cmです。
小学生から変わっていません。
頭小さめの小顔が希望ですが、一度大きくなった頭蓋骨は小さくならないですね。
アイディアは生物なんです。
会社員だった時、何度もアイディアの出mし惜しみをして後悔をしてその現実を実感して、出し惜しみしなくなりました。
どんな素晴らしいアイディアであっても、1カ月、半年過ぎたらそのアイディアは生かされなくなってしまうんです。
時は流れています。
不思議ですね。