先日、部屋の温度を23度まで上げてから19度に戻るまでの温度変化を観察しましたが、途中でPCを稼働させたため19度まで戻らずに逆に上がってしまって半分失敗でした。
そこで特に寒かった年末31日に再チャレンジしました。
実験の内容。
寒い日に自分の書斎の温度をエアコンで23度まで上げたあと停止して、元の室温になるまでどれほどの時間が掛かるかを調べます。
●条件
外気温が氷点下の日
全館床暖房の水温設定25度で通常稼働状態
場所:2F北側の書斎(約7畳、窓2面)
部屋のドアは閉めた状態
24時間換気などは全て通常運転
無人で測定時のみ部屋に入って気温の写真を撮影
測定開始後に更に外気温が下がっていく夕方に開始
実際の周囲環境は・・・
外壁の表面温度:-2.3度(時刻的にこの後更に冷えて行くと思います)
窓ガラス(内側)の温度:14.8度
床温度:20.9度
この状態で、夕方4時33分時点で室温18.9度からスタートです。
エアコンを暖房で23度設定にして稼働させます。
約10分後の4:43分に23度になりました。
ここから更に23分間エアコンを稼働続けてそこでエアコンをOFFします。
ここから約30分おきに室温の変化を見ていきます。
この結果をグラフにしました。
20度には約1:30で、限りなく元の室温に戻るのに6時間も掛かりました。
でも、午前0時を過ぎても元の18.9度まで落ちず、この先床暖のタイマー設定が0時から5時までエコモードになる様にしてあったので測定を終了しました。
なお、時刻で23:00時点の温度が0.3度上がってしまったのは、自分が22:45くらいから15分間部屋に滞在してしまったために体温で高くなったものと思います。
7:30時も5分くらい変わらないだろうと思って滞在したのが原因と思われます。
この程度の事でもシビアに記録上に残ると云った事の証拠です。
逆に云うと、人の体温程度の熱源でも部屋が温まるほど保温性に優れた家だという事なのかも知れません。
一条工務店の家の断熱性能の高さにはあらためて驚きです。
家の隙間の面積を確認するC値と云うものもありますが、私の家も
完成時に気密測定を実測してその結果は、家中の隙間の総面積がたったのハガキ1枚程度だと当時説明を受けました。
断熱性能を高めるには気密性はとっても重要なファクターです。
それと、いくら部屋のドアを閉めておいても24時間換気の空気が天井のダクトから入って来ますので、その24時間換気システムの熱交換性能の良さがとっても重要な訳ですが、一条のそれは90%の熱交換システムになります。
これで、8年間実際に冬の暖かさや夏の涼しさを体感しつつも他人に説明するにも「良いよ良いよ」って云ったって「本当?」的な感じで伝え難かったですが、やっと家の保温性能と全館床暖房の恩恵を数値として視覚化することが出来ました。
夏には冷房の視覚化もしてみたいと思います。