舟を編む
あらすじから
玄武書房、辞書編纂部・・本体から隔離された旧館に連綿と存在する部署
現在では主流から忘れ去られている部署。
そこの主幹荒木(小林薫)が、定年で辞めることに。
監修者松本語学博士(加藤豪)は、荒木なくしては辞書の編纂はできないと嘆く。
荒木は、自分にかわる人材を社内から発掘しようとするのだが
部下の西岡(オダギリジョー)にはその資質が無いw
そこで目をつけたのが馬締光也(松田龍平)。
営業部では変人扱いされていたが、言葉に対する並外れた感性を見込まれ辞書編集部に配属される。
そんなおり辞書編纂部での1大プロジェクトが始まる
新しい辞書「大渡海」の編さんです。
20年を要する莫大な作業・・
仲間と共に20数万語に及ぶ言葉の海と格闘するある日、
馬締は下宿の大家の孫娘・林香具矢(宮崎あおい)と出会う。
こんな感じ
ところで、皆さんは「右」という言葉をどう説明しますか?
お箸を持つほう?
それでは左利きの人には通じない。
辞書では、万人に通じる説明が必要です。
それが「語釈」というそうです。
真面目な馬締君は、
「西を向いたときに北に当たる方」と説明します。
なるほどですね!
わしの持ってる、三省堂の小辞林には
「左の反対」だってww
舐めてるのか!
舐められるのは大好きですけどねw
そんなことはどうでもいいんです
言葉をそんな風に考えたことが無かったですね
普通にあるものとして、つかってしまっている
そんな言葉の1つ1つを「用例採集」しその言葉を「語釈」していく
何十万もある言葉。
そして、日々「言葉」は新たに生まれるのです。
また、言葉の意味も変わって行くのです。
辞書の編纂は、ばく大な労力を必要とするのです。
そんな辞書という物を作る作業、だれも知らない世界にスポットライトをあて
伏線には、香具矢さんとの恋愛模様をエッセンスに・・
宮崎あおいさんって可愛いですね
でしゃばらないし、それでいて知的だし
良い女優ですね。
松田龍平くんは、当りまえにいいし
オダギリジョーさんが、はまってます。
この作品のいいところは
役者がそろっているっていうところですね
1流の役者が、1流の演技でたんたんと演じてます。
大根がいない。自然極まりない。
バーターアイドルやどこぞの馬鹿落語家、大根役者のエキセントリックな演技が無い分
上品な作品に仕上がってるぞ。
原作も面白そうですぞ
読んで見ようと思います。
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