なつかシネマ「ビッグ・ウエンズデー」
1978年公開の映画です
このブログでも前に書いたことあると思いますが
この映画も好きなんだなあ・・
ストーリー
1962年夏、世間はベトナム戦争で不安定な世の中。
そんな落ち着かない世間とは別に、カリフォルニア…ビーチは別世界でした。
有名なサーファーが集まり、マット(ジャン・マイケル・ビンセント)、
ジャック(ウィリアム・カット)、リロイ(ゲイリー・ビジー)、3人の時代を迎えていました。
彼らはサーファンに興じたり、桟橋でボード作りに店を構えるベア(サム・メルヴィル)といろいろな話をしたり、
ジャックの家でハメを外したパーティをしたり、その日を自由気ままに生きていました。
そんな彼らの夢は水曜日にやって来るという世界最大の波ビッグ・ウェンズデーに挑戦することでした。
しかしビッグ・ウェンズデーは来ることはなかったのです。
メキシコ旅行の時に知り合ったペギー(リー・バーセル)とサリー(パティ・ダーバンビル)は、
それぞれマットとジャックと付き合い始め、やがてマギーには子供ができてマットはマギーは結婚します。
ベトナム戦争も激しさを増し、彼らのもとに懲兵令状がきました。
マットやリロイがなんくせつけて懲兵を免れようとしている中で、優等生のジャックは懲兵検査を受け、
正々堂々ベトナムへ赴きます。
60年代の終りに、ジャックが生きて帰って来ました。
しかし、そんなジャックをサリーは待っていなかったのです。
すでに結婚していた彼女を訪ねていったジャックは、彼女の旦那に追い返されてしまいます。
一方伝説のサーファーという、マットの栄光は既にわすれさられ、人々は新しいヒーローに喝采をあげていました。
3人は会うこともなくなり、マットは普通の家庭人となっています。
そんなある日、海がうねり始めます。
ボード屋のオヤジが「明日はあれが来る」とマットに伝え、ロングボードを与えます。
そして翌日その大波がきました。
命知らずのサーファーたちがその波に挑みことごとく振り落とされていくのです。
上空には沿岸警備隊のヘリが海に入らないよう拡声器でどなっています。
マットは、かまわずボードを抱え浜におりていきました。
するとそこにはリロイとジャックが・・・
言葉は要りません。
3人は波に向かいます・・
初めてこの映画を見たのは高校生の時。多感な時代です。
そのとき感じたのは、大波へ挑戦する、サーファーとしてのカッコウのよさとか
徴兵忌避の面白さとかでした。
年を重ね、子供も大きくなってから見直したときには
ジャックが戦場から帰って来たとき、他家へ嫁いだサリーのもとを訪れ
追い返されるシーンに、ジンときました。
最近みた映画で、似たような気持ちになったなあ
「マイレージマイライフ」
ジョージ・クルーニー扮する色男が、1夜を共にした同じようなタイプの女性の
家を訪ねたとき、彼女には夫がいて彼女には別の世界があったのです。
そのシーンも良いシーンだったなぁ。
ラストシーンで
3人が無言で「大波」に立ち向かうシーンは
年をおうごとに、違った感傷を与えてくれますね。
まあ、一度ご覧ください。
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