ぶろぐ猫の目

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悪魔の辞典ってご存知?

2014-01-25 07:13:46 | どうでもいい話

『悪魔の辞典』ってご存知ですか?

稀代の毒舌家がしるしたこの著書は、

皮肉とブラックユーモアに満ち満ちています。

めちゃくちゃ面白いですよ



毒舌家アンブロース・ビアスが新聞のコラムとして連載し、

ベストセラーとなった書籍です。


アンブロース・ビアスとは?

アメリカ合衆国の作家、ジャーナリストです。

短編小説の名手として知られ、専ら戦争や殺人といった陰惨なテーマを、

乾いた筆致でブラックユーモアを湛えつつ、冷笑的に描いた作品群を数多く残しました。


家庭愛に飢えた子ども時代を過ごしたこともあってか、

人間また人生に対してある深刻な絶望感を抱いていたという話。


1913年、メキシコに旅立ったのを最後に彼の消息は途絶え、今なおその最期は謎に包まれたままです。

そんなことはどうでもいいんです



内容の一部を転載しますね

シニカルで面白いんですよ


「人間」

自ら思い描く美しい己の姿に夢中になるあまり、自らの紛れもなくあるべき姿を見失っている動物。

その主な仕事は他の動物を根絶やしにすること。

同種も根絶やしにしようとするのだけれども、それ以上の勢いで増えてゆくため、

いまや地球上のあらゆる居住可能地域およびカナダにはびこっている。



「女」

通常はオトコに近接して生活している動物で、性質的に手懐けるのが極めて困難である。

肉食動物の中でもいちばん広範囲に分布している種で、グリーンランドのスパイシー山地から、

インドのモラル岩礁にまで、地球上の全居住可能地域にはびこっている。


「愚か」

「神性の天分・才能」といわれるアレのことで、そのクリエイティブで支配的なエネルギーは

ヒトの心に閃きをあたえ、毎日を活発で生き生きしたものにしてくれる。


「幸福」

他人の不幸を見ているうちに沸き起こる快い気分。



「平和」

国際関係で、戦争と戦争との間の騙し合いの期間。


「一年」

365回の失望から成る一定の期間。


「背中」

あなたが逆境にあったさい、つくづく眺める特権が与えられる友達の体の一部分。


「アマチュア」

趣味を技量と思い誤り、野心を能力と混同している世間の厄介者。


「歯医者」

口の中に金属をはめ込みながら、ポケットからコインをいく枚も抜き出す手品師。

「法律家」

法の抜け穴に通じたもの


「ネコ」

柔らかくて壊れることのないからくり人形のことで、
家庭内のものごとがうまくいかないときに蹴飛ばせるよう自然が授けてくれたもの。


ねこーw

たしかにむしゃくしゃしたときに蹴飛ばすもんなーww

そんなことはどうでもいいんです

山寺の和尚は

猫を紙袋につめこんで、ポンとけりゃーにゃんと鳴くのです

そんなことはどうでもいいんです


悪魔の辞典w

ほんと物事の真実を言い表してますねw

悪魔おそるべし


日本では似たような本で

筒井康隆の「乱調文学大辞典」ってのがあったなあ

いっかい読んでみて



新編 悪魔の辞典 (岩波文庫)
クリエーター情報なし
岩波書店

コメント (2)
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