深町秋生の「果てしなき渇き」
第3回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞受賞作です
最近映画館にいくと、この小説を原作にした映画「渇き。」のCFが流れてます。
「告白」の中島哲也監督が3年ぶりとなる最新作『渇き。』が2014年6月公開。
主演は役所広司、ヒロインはオーディションから抜擢された新人・小松菜奈。
そのほか、妻夫木聡、オダギリジョー、二階堂ふみ、橋本愛、中谷美紀ら豪華キャストが出演する。
とのこと。けっこうなハードボイルドであるという前評判です。
ということで、ちょっと原作を先に読んでみましたが・・
ここから先は
ネタばれになるかもですのでご注意を
中島監督いわく、「小説とはまた別の結末に仕上がった」とのことですのですが・・
小説のストーリー
刑事であったが、ある事件がきっかけでの警備員に転職した藤島秋弘
ある嵐の夜、コンビニでの大量殺人現場の第一発見者となる。
まもなく、離婚した元妻から娘の加奈子が行方不明になったと連絡があり。捜索を依頼される。
手がかりは、娘の部屋に残された覚せい剤と写真。
同級生たちから話を聞きだし、娘を探していく過程で加奈子と不良グループや暴力団など
裏社会との関係が露見していく。
反面、加奈子は、中学時代いじめられっこの瀬岡をいじめから救うなど
優等生の一面も持っていた。
娘の交友関係をあたるうち、藤島は娘が地元の裏社会や財政界の人間までもを巻き込んだ
大規模な犯罪行為の中心人物であることを知る。
彼女を中心とした内部抗争に巻き込まれていくうちに、藤島の中の狂気が目覚めていき
娘を探す手口が徐々に凶暴になっていく。
そして、親の前では優等生であった加奈子が裏の顔を持つようになった原因を知るにあたり
藤島は、狂気の塊となる。もう藤島を止めることは誰にもできない・・
とまあこんな感じ。
なかなかハードな小説です。
そのハードさエグさは、こんなあらすじでは全く伝わらないですぞ
しかし面白い!久々一気読みしましたわ。1日で読めますよ
展開が速い!
目が離せません!
現実の時間軸と3年前の出来事が平行して描かれるのですが
それが交錯する瞬間が、たとえよう無くおそろしい。
一縷の希望が絶たれるんですよね・・(なんの希望かはいえないけどね)
そうくるか・・
バイオレンスも超一流。吐き気を催すくらいリアルな描写。
血が飛びちる、そのニオイが漂ってきます。
藤島の壊れる過程がリアル!
こんなの映画化できるのか?
「アウトレイジ」や「凶悪」もそうとうえぐい場面がありましたよね
敵対する組長が、歯医者で治療をうけているときに
タケシが、組長の口の中をドリルでむちゃくちゃするシーンとか
凶悪では、死体を切り刻み焼却炉で焼くシーンとか
たいがいえげつないシーンも見てきたけど
これらを上回る映像になるかもね
役所さんの壊れっぷりがちょっと楽しみですが
映画館に行くのがちょっと怖いくらいです。
つれのC君が、「嫁と見に行くわ」って言ってたので
「女性と行くのはやめたほうがいいんじゃないの・・」って言っておきましたが
まったく聞く気配なし。
これが原因で不仲になって離婚してもしらんぞw
まあ女の方が残酷って言いますから、わからんけどね
第3回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞受賞作です
最近映画館にいくと、この小説を原作にした映画「渇き。」のCFが流れてます。
「告白」の中島哲也監督が3年ぶりとなる最新作『渇き。』が2014年6月公開。
主演は役所広司、ヒロインはオーディションから抜擢された新人・小松菜奈。
そのほか、妻夫木聡、オダギリジョー、二階堂ふみ、橋本愛、中谷美紀ら豪華キャストが出演する。
とのこと。けっこうなハードボイルドであるという前評判です。
ということで、ちょっと原作を先に読んでみましたが・・
ここから先は
ネタばれになるかもですのでご注意を
中島監督いわく、「小説とはまた別の結末に仕上がった」とのことですのですが・・
小説のストーリー
刑事であったが、ある事件がきっかけでの警備員に転職した藤島秋弘
ある嵐の夜、コンビニでの大量殺人現場の第一発見者となる。
まもなく、離婚した元妻から娘の加奈子が行方不明になったと連絡があり。捜索を依頼される。
手がかりは、娘の部屋に残された覚せい剤と写真。
同級生たちから話を聞きだし、娘を探していく過程で加奈子と不良グループや暴力団など
裏社会との関係が露見していく。
反面、加奈子は、中学時代いじめられっこの瀬岡をいじめから救うなど
優等生の一面も持っていた。
娘の交友関係をあたるうち、藤島は娘が地元の裏社会や財政界の人間までもを巻き込んだ
大規模な犯罪行為の中心人物であることを知る。
彼女を中心とした内部抗争に巻き込まれていくうちに、藤島の中の狂気が目覚めていき
娘を探す手口が徐々に凶暴になっていく。
そして、親の前では優等生であった加奈子が裏の顔を持つようになった原因を知るにあたり
藤島は、狂気の塊となる。もう藤島を止めることは誰にもできない・・
とまあこんな感じ。
なかなかハードな小説です。
そのハードさエグさは、こんなあらすじでは全く伝わらないですぞ
しかし面白い!久々一気読みしましたわ。1日で読めますよ
展開が速い!
目が離せません!
現実の時間軸と3年前の出来事が平行して描かれるのですが
それが交錯する瞬間が、たとえよう無くおそろしい。
一縷の希望が絶たれるんですよね・・(なんの希望かはいえないけどね)
そうくるか・・
バイオレンスも超一流。吐き気を催すくらいリアルな描写。
血が飛びちる、そのニオイが漂ってきます。
藤島の壊れる過程がリアル!
こんなの映画化できるのか?
「アウトレイジ」や「凶悪」もそうとうえぐい場面がありましたよね
敵対する組長が、歯医者で治療をうけているときに
タケシが、組長の口の中をドリルでむちゃくちゃするシーンとか
凶悪では、死体を切り刻み焼却炉で焼くシーンとか
たいがいえげつないシーンも見てきたけど
これらを上回る映像になるかもね
役所さんの壊れっぷりがちょっと楽しみですが
映画館に行くのがちょっと怖いくらいです。
つれのC君が、「嫁と見に行くわ」って言ってたので
「女性と行くのはやめたほうがいいんじゃないの・・」って言っておきましたが
まったく聞く気配なし。
これが原因で不仲になって離婚してもしらんぞw
まあ女の方が残酷って言いますから、わからんけどね
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