ぶろぐ猫の目

笑う門には福来る・・
実験中

巨流アマゾンを遡れ くそ面白いですぞ

2018-05-28 04:31:41 | 読んだ本の紹介

 


今、高野 秀行さんの本にはまってるのですが

巨流アマゾンを遡れ

っていう本が、ことのほか面白かったです

内容は・・

河口幅320キロ、全長6770キロ、流域面積は南米の4割にも及ぶ巨流アマゾン。

地元の船を乗り継ぎ、早大探検部の著者は河をひたすら遡る。

行く手に立ちはだかるのは、南米一の荒技師、

コカインの運び屋、呪術師、密林の老ガイド、日本人の行商人…。

果たして、最長源流であるミスミ山にたどりつけるのか。

波瀾万丈の「旅」を夢見るあなたに贈る爽快ノンフィクション

転載ここまで

もともと1991年の初版らしいので、30年も前の話ですが

アマゾンなんて、いまでもそう変わらんのでしょうね

いや、変わってるかもですけど

行ってみないとわかりませんね

もともと、出版社からはアマゾンのガイドブックを書いてくれ

って頼まれてアマゾンまでいったのに

書いてみたら旅行記になってたという話

これがことのほか、面白いです

アマゾンの河口から、どんどんさかのぼって

最後は、ペルーの源流までいってしまいます

当然、移動は船になるのですが

この船が、きわめて南米らしくて

乗ってる人間は泥棒と思えって話で、厳重に持ち物を守る話が面白い

夜寝るときは、甲板にハンモックで寝るそうです

大河に浮かぶ船の上で、ハンモックに揺られて

ひがな1日を過ごす

なんて優雅な旅でしょうか

実際は、蚊や虫に悩まされたり

物を盗まれたり、てんやわんやなんですけどね

南米気質でフレンドリーでオープンな人柄の

ブラジル人は貧しいが、旅行者相手にぼったりねだったりしない

それはブラジル人のプライド。しかし一旦プライドを傷つけると

黙ってはいないという記載がありました

なるほど

そして面白かったのが、高野さんと同時に出発して

逆にペルーの上流からおりてくるというコースをたどる人がいます

そして、アマゾン中流で待ち合わせをするのですが・・・

はたして2人は会えるのでしょうか?

今みたいに携帯電話の無い時代の話、はたしてww

とまあ、冒険譚としてはこれ以上ないくらいの愉快な本です

是非お読みください

一生に1回でいいから行ってみたい気になりますよ

巨流アマゾンを遡れ (集英社文庫)
クリエーター情報なし
集英社
コメント (2)
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