先日のマツコ有吉のかりそめ天国を見てたら面白い話をしてました
先日番組で日本に残る最後の店舗として「アンナミラーズ 高輪店」を紹介してましたが、
8月31日をもって閉店することになったそうで、有吉さんもとマツコsあんも寂しげでした。
昔CAの制服を自作してごっこ遊びをしていたというマツコさんは
「アンミラもやってみようかな、閉店する前の店舗を借りて…」と話してました。
その流れで、JALでは一部の国際線で和服サービスをしており、マツコさんはそれに憧れていたそうです。
コスプレの話から、マツコさんは「昔番組でジャージを用意しなきゃいけなかったとき、
お相撲さんが行くライオン堂に行った」といってました。
相撲取りの話になって
有吉は「原宿の交差点でめっちゃ態度悪い相撲取りを見て、
これぞ相撲取りだなと思って嬉しくなった」って。
浴衣姿で、ざんばら髪で咥えたばこで携帯でしゃべってたとか
昨今、相撲部屋のしごきとかコンプラがうるさくなってきて
相撲取りの行動も品行方正になってきて、面白くないような口ぶりでした
ふと思い出したのが
昔読んでた「のたり松太郎」
古き良き時代の相撲部屋の話で
くっそ面白かったんですけどね
九州の炭鉱でもっこ担ぎで暴れん坊の松太郎が、その腕力を買われて
東京の相撲部屋に入るのですが
根っからの粗暴で、兄弟子や親方、協会と問題を起こしまくるという
それを、同門の弟弟子田中や阿久津がなだめすかして、
なんとか相撲をとらせるという話。
懸賞がかかると無類に強いが、懸賞がかからない試合は
まったくやる気なしw
のらりくらりと相撲を取るのですが
本来の実力はすごいものを持っていて
やるときにはやるのが、読んでいて楽しいですね
そんなことはどうでもええんですけど
夏なので、怖い話を一つ
筒井康隆の短編で「走る取的」
これも相撲を題材にした小説なんですが
くそ怖いです
筒井康隆の不条理小説の最たるもの
空手で鳴らした先輩とスナックで飲んでいると
同じ店で飲んでいた、相撲取りがいました
酔った勢いで、相撲取り(取的)を
陰でふんどし担ぎと馬鹿にするのですが
それを聞かれていたらしく
店を出たら、その取的が追いかけてきます
空手で鳴らした先輩がいるので安心してると
先輩曰く
相撲取りの頑丈さは、空手の比ではない
あいつらには空手なんて小手先のお遊びにすぎないと
あいつに捕まるとひどい目に遭うと
先輩と2人で夜の街を逃げるのですが
どこまでも追いかけてくる取的
無言で追いかけてくる取的の怖さったらありません
一度お読みください