またもしょうもない話
「死刑のはんこ押す地味な仕事」 教団問題でTV露出―葉梨法相が発言
2022年11月09日21時29分
葉梨康弘法相は9日、東京都内のホテルで開かれた自民党衆院議員の会合で、
法相の仕事について
「死刑のはんこを押し、昼のニュースのトップになるのはそういう時だけという地味な役職」と述べた。
今日11月11日の天声人語でも言及されてました
ジョージオーウェルいわく、死刑囚が処刑台に向かう際に
足元の水たまりを自然と避けたのを見て
これから死ぬ人間でも当たり前の動きをする
それを見た瞬間、生命を奪うことの深い意味と誤りに気づいた
という話。
先日読んだばかりの「13階段」の中で描かれていた
死刑をとりまく現場の様子には、戦慄を禁じ得ない
朝、拘置所の独房に座っていると
独房の前を数名の看守の足音が聞こえる
誰が執行されるかわからない
自分の独房へ足音が近づく
自分の独房の前で足音がとまるのか
恐ろしい恐怖が襲う
人の命を奪ったのだから死刑にされるのは当たり前。という考え
死刑制度があることで犯罪者への威嚇行為となる。という考え
矯正不能な犯罪者を排除するという考え
被害者の家族等の心情への考慮
世界的には死刑制度を廃止する流れですが
私自身は死刑制度を肯定的に考えてます
なんなら、成人前の犯罪者にも積極的に死刑を執行してほしいくらいです
恐ろしいのは冤罪です
人を殺した人間が罰せられるのは致し方ないですが
冤罪の場合、それは絶対あってはいけない
そのため再審請求制度があるわけですが
機能しているのかわかりません
13階段の中では、簡単に再審請求が却下されてました
しかし、人の命を奪うという死刑執行にさいしては
莫大な資料を精査していきます
その様子が13階段を上るようだと記されてました
1段1段、刑事局から矯正局、保護局をへて
法務大臣官房から法務大臣へ登っていきます
13人の決裁が必要らしいです
小説の中では、各担当が相当の思いをもって資料を精査し決裁していく
そして、最後の法務大臣が決裁するのですが・・
死刑の判子を押す地味な仕事とはよくいったもんです