ぶろぐ猫の目

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実験中

BLUE GIANT 音の聞こえる漫画

2023-02-03 06:41:34 | 読んだ本の紹介

BLUE GIANT 石塚真一



いまさらのBLUE GIANTです

作者の石塚先生は、山の漫画「岳」を書いておられますね

「岳」の話は、拙ブログでも書いてますので

興味のある方は探して読んでみてくださいませ

さて「BLUE GIANT」ですが青色巨星の事です。

色は冷たい青色ですが、赤く燃える太陽よりもずっと熱い温度の高い星です

ビッグコミックで2013年から連載が続いているJAZZ漫画

数々の賞に輝いてます。

当時から、熱い熱量の漫画で続きが気になってしょうがなかった

いつかまとめて読みたいなって思ってたのですが

去年の年末、近所の古本屋で1~10巻(高校から東京上京編)をまとめて売ってて

正月休みに読もうと思って大人買いしました。



まずはストーリーから

仙台に住む高校生、宮本大は、まっすぐな性格で何事にも真剣に取り組む

好青年だが将来に対する希望がなく、漠然とバスケットに打ち込んでいた

そんなある日、ジャズの演奏を目にしてサックスの魅力に取り込まれる



サックスを買うためにバイトに励む姿を見た兄が楽器ショップで一番高い

サックスをローンで購入し大にプレゼントする。

サックスを手に入れた大は毎日毎日雨の日も雪の日も河原でサックスを練習する

楽器店の店主から音楽教室の由井を紹介してもらう

由井は、ヘタではあるが大の持っている素質にひかれ、大を指導する



プロのJAZZプレーヤーになることを決意した大は、東京へ出ることに

幼馴染の大学生、玉田の下宿に転がり込み、バイトをしながら

夜の河原でサックスの練習に励む



ある日、ライブハウスで天才ピアニスト沢辺と出会う

沢辺も大の才能に引かれ、2人でバンドを結成することに

紆余曲折があり、玉田が素人ながらドラマーとして参加し

ピアノ、サックス、ドラムのJAZZバンドJASSを結成する。



血の出るような練習を重ね、また人との出会いを重ね

大や沢辺、玉田の才能に気づいた大人たちが奔走し

そして、ライブハウス「SO BLUE」でのライブが実現することに

「SO BLUE」は海外や国内の超一流のジャズミュージシャンが集う

超一流のライブハウスであり、新人の登竜門でもあった。

そして、ライブ当日の日・・・



とまあこんな感じの熱い青春物語

大という若いサックスプレーヤーの成長譚です

いろんなスポーツではありますね

スラムダンクしかり、柔道物語しかり

未経験の素人が、努力を重ねその才能を開花させる話

スポーツでは描きやすいテーマかもしれませんが

音楽物は難しいですね

だって漫画は音が聞こえないから・・・



と思っていたら

この本は違いました

読んでると、音が聞こえてくるのです

鳴っていないのに胸の中に音が鳴り響く

手に汗を握る熱い熱量が伝わってきますぞ

そして、東京編のラスト10巻は涙無くしては読めません

どうしてそういう展開にするのか!?

涙をこらえて、次章BLUE JIANT SUPREME(欧州編)へと

続くのですが

この熱量に耐えられる心の準備をしてからでないと踏み込めません

そのくらい覚悟のいる漫画です

是非お読みください













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