悲しいお知らせが入ってきました
人形作家の辻村寿三郎さん死去 89歳 NHK人形劇「新八犬伝」など手掛ける
2/13(月) 11:00配信
テレビの人形劇や舞台の衣装デザインで活躍した人形作家、
辻村寿三郎(つじむら・じゅさぶろう)さんが5日午後11時27分、
心不全のため、広島県三次市の病院で死去した。89歳。葬儀は近親者で営んだ。
辻村さんは、1933年、旧満州(中国東北部)生まれ。
73年、NHK連続テレビ人形劇「新八犬伝」の人形美術を担当し、一躍注目を浴びた。
転載ここまで
私が子供のころのNHKといえば、ひょっこりひょうたん島から始まった
人形劇シリーズが超人気でした。
私の記憶の彼方にも、ひょっこりひょうたん島はかすかに残ってます
ひょうたん島の後、ねこじゃら市の11人で低迷した人形劇ですが
辻村さんの人形を使った「新八犬伝」がわしら全国の小学生のみならず、
一世を風靡しました。
南総里見八犬伝をモチーフにした新八犬伝は1973年開始
ちょうど私が小学校高学年のとき、どんだけ遊びに興じても
これを見るために帰ってきてテレビをつける
夕方の食事前、15分番組だったと思います。
安房里見家の姫伏姫が、怨敵玉梓の呪詛により
神犬八房と因縁で宿した8人の若者が
関八州に散らばるのですが、
それぞれが仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字のある数珠の水晶玉を持ち、
牡丹の形の痣が身体のどこかにあります。
お互いが知らない間柄ですが、珠と痣の力で引かれあい
契りを結び仲間になっていきそして力を合わせて、玉梓に挑んでいくという
筋書きで、
正義の味方の八剣士が、玉梓の呪詛により危機にい陥るのです
そのさいに玉梓がはっする「玉梓が怨霊(たまずさがおーんりょう)」というセリフは
忘れられません。
散らばった無頼漢が実は正義の味方で巨悪と戦うという展開は
ほんとうにわしら小学生の心をわしづかみでしたね
当時、同時期に水滸伝もテレビドラマ化されてて、欠かさず見てましたね
由美かおるの入浴シーンは忘れられないw
そんなことはどうでもええんです
新八犬伝なんです
坂本九さんがナレーションをやってて
挿入歌も歌ってました。
仁義礼智忠信孝悌、いざとなったら珠をだせ
力~があふれる~ふーしぎな珠を~♪
脳裏に焼き付いて忘れられません。
物語もさることながら
辻村先生の人形のなんとも言えない妖艶な魅力が
この人形劇の成功の要因だと思います。
惜しい才能を亡くしました
またまた昭和が遠くなりにけりです