ゲシュタルト崩壊
最近、ネットを見てると「漢字の間違い探し」というのが
毎日出てきます
同じ漢字が100個くらい書いてあって
その中に違う漢字が1個混じってるっていうやつです
これが簡単そうでなかなか難しいんです
すぐわかるやつもありますが、手ごわい奴になると
何回見てもわからない時があります
偏がちがうのかつくりが違うのか??
って長い時間眺めていると
そのうち、その漢字が漢字に見えなくなってくるんです
なんか記号に見えてくるんです
「ゲシュタルト崩壊」です
Wikiから
知覚における現象のひとつ。 全体性を持ったまとまりのある構造(Gestalt, 形態)から全体性が失われてしまい、
個々の構成部分にバラバラに切り離して認識し直されてしまう現象をいう。
中略
これは、例えば同じ漢字を長時間注視しているとその漢字の各部分がバラバラに見え、
その漢字が何という文字であったかわからなくなる現象である
ですって
この現象は、最近に起こったわけではなくて
夏目漱石の「門」の中にも書かれているそうです
「およね、近来の近の字はどう書いたっけね」と尋ねた。
細君は別にあきれた様子もなく、若い女に特有なけたたましい笑声も立てず、
「近江のおうの字じゃなくって」と答えた。
「その近江のおうの字が分らないんだ」
中略
「どうも字と云うものは不思議だよ」と始めて細君の顔を見た。
「なぜ」
「なぜって、いくらやさしい字でも、こりゃ変だと思って疑ぐり出すと分らなくなる。
この間も今日の今の字で大変迷った。紙の上へちゃんと書いて見て、じっと眺めていると、
何だか違ったような気がする。しまいには見れば見るほど今らしくなくなって来る。
――御前そんな事を経験した事はないかい」
「まさか」
「おれだけかな」と宗助は頭へ手を当てた。
まさにこんな感じです
字がわからなくなるのです
忘れるというより、わからなくなるって感じですね
こんな字あったかな?ってなんかおかしい感じです
興味のあるかたは、何かの漢字をじーっと見つめてみて