この山の雪形は「鶴と獅子」でいつもコンビで現れる。というより住みかを覚えてしまうとおおかた通年見つけることができる。南峯と北峯をつなぐ吊り尾根の直下の障壁に現れる。雪がつきにくい岩がその形を作っているのだ。(ロッククライミングのゲレンデだが、今はここに挑戦している人がいるだろうか。)
この写真でみていただくと、唐松林の上の峯の中央に、鶴は大きな羽を下に伸ばし、口ばしを上に向けているが分かるだろうか。その少し右上に獅子が頭を下に胴体を上にして鶴に向かって山を駆け下りてくるように見える。
この山は鶴の雪形から、昔は「鶴が岳」と呼んでいた頃があったという。
この撮影場所も大町市常盤辺りだが、この雪形は肉眼で見る時はもう少し離れて、豊科辺りからの方がはっきり判別できるみたい。でも今日は夏のような陽気で霞がかかっていたので、一番山に接近して撮ったものを載せた。やはり5月に入って周りの雪が溶けてからのほうがいいのかもしれない。また、出直そう。
雪形とは関係ない話;
この時期に鹿島槍ケ岳を前にすると、40年数年前の切れ切れの記憶が甦るのです。
5月のGW中に2日間だけ休みを確保して、将来旦那になる男と二人で「鎌尾根」をアタックした時のこと、信州側に飛び出た雪庇には既に先に登ったであろう誰かが、人が抜けられる穴が開けてあったため苦労もなく(私はザイルで引っ張り上げてもらっただけなのだから)尾根に出られた瞬間、美しい剣・立山が谷向こうに眺められたこと、小用するのに何の影もなく困ったこと、そして南峯まで辿り着き、どなたかにシャッターを押してもらったらしくふたり並んだ写真が残っていること、帰りは“雪崩より先に駆け下りろ!”という号令がでたということ、翌日は白衣のユニホームから出たところはすべて真っ黒に日焼し、水膨れの顔で勤務して“ひんしゅく”をかったという、40年以上前の本当に経験した危ない話でした。
すべてお天気が幸いして無事帰還できたのでしょう。いまでもあの雪庇の穴は本当にあったんだっけと不思議に思うことがあるのです。
次は五龍岳へGO!
この写真でみていただくと、唐松林の上の峯の中央に、鶴は大きな羽を下に伸ばし、口ばしを上に向けているが分かるだろうか。その少し右上に獅子が頭を下に胴体を上にして鶴に向かって山を駆け下りてくるように見える。
この山は鶴の雪形から、昔は「鶴が岳」と呼んでいた頃があったという。
この撮影場所も大町市常盤辺りだが、この雪形は肉眼で見る時はもう少し離れて、豊科辺りからの方がはっきり判別できるみたい。でも今日は夏のような陽気で霞がかかっていたので、一番山に接近して撮ったものを載せた。やはり5月に入って周りの雪が溶けてからのほうがいいのかもしれない。また、出直そう。
雪形とは関係ない話;
この時期に鹿島槍ケ岳を前にすると、40年数年前の切れ切れの記憶が甦るのです。
5月のGW中に2日間だけ休みを確保して、将来旦那になる男と二人で「鎌尾根」をアタックした時のこと、信州側に飛び出た雪庇には既に先に登ったであろう誰かが、人が抜けられる穴が開けてあったため苦労もなく(私はザイルで引っ張り上げてもらっただけなのだから)尾根に出られた瞬間、美しい剣・立山が谷向こうに眺められたこと、小用するのに何の影もなく困ったこと、そして南峯まで辿り着き、どなたかにシャッターを押してもらったらしくふたり並んだ写真が残っていること、帰りは“雪崩より先に駆け下りろ!”という号令がでたということ、翌日は白衣のユニホームから出たところはすべて真っ黒に日焼し、水膨れの顔で勤務して“ひんしゅく”をかったという、40年以上前の本当に経験した危ない話でした。
すべてお天気が幸いして無事帰還できたのでしょう。いまでもあの雪庇の穴は本当にあったんだっけと不思議に思うことがあるのです。
次は五龍岳へGO!
