今年も常念岳の錦秋をたのしみに昨年より1週間遅らせて登った。
5:30 上田から同行の2人、松本から二人合流した。
週末の一の沢は多くの登山者でにぎわっていた。
登山届を出すといつもの補導所のオジサマが「ネモさん、今日も日帰りですか」と。
6:40 一の沢登山口出発

橡の大樹の根元に祀られている山の神で安全祈願はいつものこと
橡の黄葉はこれからだが、丸い実は落ちていてたくさん割られている・・
一の沢の林道で2つの猿軍団がたむろしていたがその餌になっているようだ

登山者は渓流の激しい水音を聞きながら登っていく
大きなザックの皆さんは常念山脈を縦走するのでしょう


今、咲き残っているのはこのシャジンやハハコグサ、トリカブト、オヤマボクチ
帰り道に撮ろうか・・と せっせと登る。

笠原沢にあたりから紅葉が良くなってきた
もうしばらく登り、振り返ると佐久と群馬境の山、浅間山が見えてくる


福助沢あたりから尾根を見上げると、今が一番いい時かな・・と






今日もゴゼンタチバナの赤い実に癒されて

第3ベンチでみる百名山の四阿山、根子岳を従えて。樹間からズーム
間もなく乗越しに出る



この辺りが森林限界、ナナカマドが美しい

10:30 登山口から4時間弱で登って、今日はこの景色に歓声!!!

常念小屋 来年で開設100年になるかな? 今年は2代目小屋主山田恒男さんが逝ってしまった。
左隣は冬季小屋、夏1ヵ月間は信州大学医学部夏山診療所になる。
ここに開設準備からかかわって30年を過ぎたが今年はナースのネットは埋まり、私、ご隠居さんには出番がなかった。
しかしドクターは埋まらなかった。重要な施設になったので、どうかこれからも続けられますように・・
小休止の間に小屋に顔を出したり、トイレ休憩。さあ、ここからまた頂上まで大登りだ・・
風が強く毛糸の帽子やヤッケを付ける

急坂を登りながら何度も振り返り、横通しの尾根とその向こう後立山は雲が上がってきた
12:00 喘ぎながら登ってきた・・頂上から

左の八ケ岳の端~南アルプス・・その間に富士山

遠くの山ばかり眼がいっていて、蝶ヶ岳への景色はパソコンでたしかめた・・
(この時、同行の彼女はスマホで動画をぐるっと180度撮っていたと、今日見せてもらった)

左一番奥は御嶽山~乗鞍岳、そして穂高連峰

中央に御嶽山と乗鞍岳を据えて、下方に上高地をながれくだって行く梓川 右に明神岳の端

大キレットの間から加賀の白山が望めた!なんてラッキー! ズームしよう

槍穂連峰を広角で
今週になって何度か凍っているからか、足元の紅葉する草木はすっかり霜枯れている。

槍ケ岳に向かって手前から東鎌尾根 右に北鎌尾根が

そして、東鎌尾根から覗く裏銀の山々 双六岳~鷲羽岳~水晶岳
昼飯が終わってさあ、この景色をみながら下りましょう

穂高を背景に記念写真 この時の気温6℃
カメラを預けた男性は槍ケ岳を入れて、そして穂高も入れてと丁寧に撮ってくれた



常念山脈は向こうへ横通岳から大天井岳に続く 最奥に立山と剣岳

常念小屋の下、一ノ俣谷が真っ黄色になるのは間もなくか・・
13:40 乗越しを下り始める
午後の日を浴びる乗越しを振り返ってみる・・

写真はここでおしまいデス・・
この後、下山時に(私ともあろうものが大失態・・)
ストックをつき損なったらしく、あっという間にでんぐり返って2メートルほど転落してしまった・・
暫く様子をみて何とか歩けたので、ザックを同行の男性にお願いしてゆっくり下った。

(これは入山時に撮ったもの)
山の神では「お陰様で、この程度のけがですみました、ありがとうございました」とお礼
17:00 登山口へ到着
この日の歩数;26,593歩 速歩31分 消費カロリー1,182㎉
昨日は安静にしていた。今日の午後は念のためボランティア先で診察を受ける。
<追記>
診察結果は骨折などはなく、何か所かの打撲ということになった。
あちこち痛むので、今週中はおとなしくしていようと思います。
同時に測定した骨密度は同年代の115%で結果はGoodですが・・
その値は成人の80%ですから転倒などに更に気をつけなければならない。